こんにちは。 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回からは『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に注目していきます。まずはこれまで数々の偉業を成し遂げてきた本作の歴史について。
カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より©Rick O'Brien

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

2月になりました!

2月になりましたね! みなさんは2月3日の節分の日には恵方巻きを食べましたか? 私は朝晩で2本食べました! 口いっぱいに美味しいものを頬張るのが大好きなので、できれば1年中、恵方巻きみたいに豪華な太巻きを売っていて欲しいと思っています。

この恵方巻き、発祥は大阪だそうですね。1930年代に大阪の「大阪府鮓商生活衛生同業組合」(大阪のすし屋約500店が組合員になっている組織)が「恵方を向いて巻寿司を丸かぶりする」というチラシを配布したことがはじまりとのこと。その後、大阪の海苔業界もこの流れを後押しして、大阪から全国へ恵方巻きが広まっていきました。

…この感じ、平賀源内が「土用の丑の日には鰻を食べよう」と広めたお話と、なんだか似ていますね。

日本人はイベントごとに合わせて美味しいものを食べることに長けているのでしょうか。何かあるたびに、それを理由に美味しいものを食べようとしますよね。笑

次に美味しいものが食べられるのは2月14日のバレンタインでしょうか。美味しいチョコ、食べたいですね〜。

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』のあゆみ

さて今回からは、『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に注目したお話をしていきます。まずは本作が歩んできた歴史について紹介します。

はじまりは30年前

はじまりは今から30年前、1994年にテッドとリチャードが『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』の企画・制作に向けてトーキング・フィンガースを結成します。

そして1996年4月にカナダ・トロントのタラゴン・シアターで初演を迎えると、熱狂的な称賛をもって迎えられ、いきなり!チケット完売回続出の人気作になります。

ここがスゴイ!
受賞多数!

1996年
・ドラ・メイヴァー・ムーア賞のアウトスタンディング・プロダクション部門で受賞
・栄えあるチャルマーズ賞のカナディアン・プレイライティング賞部門で受賞

全国ツアーへ

トロントでの初演期間を終えた2人はすぐに全国ツアーへ! カナダの東海岸から西海岸まで巡業を行い、1997年9月にバンクーバー・プレイハウスでツアーを終えました。

簡単に「全国ツアー」と言いましたが、カナダって世界で2番目に大きい国で、国内で時差もある国ですよね…。よく考えると、日本での全国ツアーとは移動距離などの規模が違いすぎてちょっとびっくりしました…!
(世界で一番大きいのはロシア。カナダ国内の時差は4時間くらいあったと思います。)

ここがスゴイ!
カナダ演劇史上、おそらく最も成功した作品

1996年5月〜1997年10月のカナダ全国ツアーは全公演完売

オフ・ブロードウェイでも上演

ここまで、初演からカナダ全国ツアーと一気に駆け抜けてきた『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』ですが、ここからさらに、1997年10月にはオフ・ブロードウェイのザ・プロムナード・シアターに進出します。止まるところを知らない、とはこのことですね!

そこでも幅広い支持を得て、なんと6ヵ月におよぶロングランの後、1998年春にワシントンD.C.のザ・ケネディ・センターで上演を果たしました。

ここがスゴイ!
オフ・ブロードウェイで6ヶ月にわたるロングラン

ワシントンD.C.のザ・ケネディ・センターでも5週間上映されました。

ヨーロッパ公演も、日本公演も!

カナダからアメリカへ進出した本作ですが、勢いそのままにヨーロッパにももちろん進出します。1999年春には、バーミンガム・レパートリー・シアターでヨーロッパ初演。同じく1999年秋にはロンドンのウェストエンドにあるコメディ・シアターで上演しました。

そして、なんと日本でも上演していたことがありました! 2度の日本ツアー(松竹主催)では、東京を皮切りに全国ツアーを敢行したそうです!! 調べてみると2004年と2012年に来日してくださっていたようです。

どうにか、お二人が「日本に来た」当時の痕跡は見つからないものかと探していたところ……松竹のYouTubeに当時のプロモーション映像やインタビュー映像が残っていました!

↓2012年(2回目の日本公演)の時のテレビスポット

来日公演『2ピアノ4ハンズ』TVスポット

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↓同じく2012年に来日した際のインタビュー映像

来日公演『2ピアノ4ハンズ』製作発表パフォーマンス

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世界200以上の都市で制作

日本公演の後に、またカナダでツアーを行ったり…もうずっと大人気の本作なのですが、人気すぎて世界各地で異なるキャスト(男性および女性)による様々な版が制作・上演されてきました。

初演時から現在までに、例えばカナダ、米国、英国、日本、オーストラリア、香港、南アフリカ、オーストリア、フィンランド…などをはじめ世界各地にある200もの劇場で!4000回以上にわたって上演されてきました!

そんなにたくさん上演されれば、動員した観客もそれはそれはたくさんで…。世界5大陸で200万人近くの観客を動員し、史上最も成功したカナダ発の演劇作品のひとつと言われています。

ここがスゴイ!
世界200以上の都市で制作

全世界で8〜88歳の観客200万人近くを動員。
ロンドンのウエストエンドで10週間(1999年)、東京で3週間(2004年)上演、4週間にわたる日本国内ツアーを実施(2012年)。

世界中で老若男女に愛されてきた作品

すごかったですね…。30年を振り返ると、本当に世界中で多くの人に愛されてきた作品なんだな、ということがわかります。これはきっと、この作品が“面白い”からに他ならないと思います。

(松竹のYouTubeにもあったように)ミュージカルでもクラシックでもない、もっと言えばコントとも言えるような、お芝居のような2人の実話のような、見せられているというよりこちらが覗いているような……そんな魅力たっぷりの作品なんです。

次回は本作を作り上げたテッド・ダイクストラさんと、リチャード・グリーンブラットさんについてお話しします。

松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編

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ニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大絶賛!
全世界200都市200万人が熱狂した、音楽ドラマ・エンターテイメント!

ストーリー

強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。

成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!

『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。

(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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