【なんばパークスシネマ】

"公園の中のシネコン"をコンセプトに2007年より開館。
なんばパークス6F~9Fに構える11スクリーンの映画館。
映像・音響にこだわったハイクオリティな設備を完備。
隣接するパークスガーデンは、国内外からの高い評価を受けており、緑豊かな“都市の公園”として、映画鑑賞の合間のリフレッシュにも最適です。

※文中、「松竹ブロードウェイシネマ」を「SBC」で表記

SBC:

本日は宜しくお願い致します。

佐藤さん:

なんばパークスシネマの佐藤参斗と申します。宜しくお願い致します。

SBC: 

まず初めに、映画業界に入られたきっかけを教えて頂けますでしょうか。

佐藤さん:

大学で映画を専攻しておりまして、その時にアルバイト先として映画に携わりたいという思いがあり、映画館でアルバイトをさせて頂いておりました。それがこの業界との出会いになりました。もともとは映画制作に興味があったのですが、アルバイトをする中で興行の面白さや良さを知ることができ、「映画興行の世界でやっていきたいな」と思ったのがきっかけです。

SBC:

なるほど。それでは最初は映画監督を目指して勉強されていたのですか。

佐藤さん:

ズバリ、映画監督を目指していました(笑)。

SBC:

大学時代に映画館のアルバイトをしていなければ、映画監督になっていたかもしれませんね(笑)。

佐藤さん:

可能性は高かったですね(笑)。ちなみに今、なんばパークスシネマで働いておりますが、大学時代にアルバイト先で選んだのも、なんばパークスシネマだったんです(笑)。ですので私にとって、なんばパークスシネマは思い出深い映画館です。

SBC:

なんばパークスシネマとご縁がありますね。

佐藤さん:

そうですね。ですから今は楽しんで仕事をさせて頂いております(笑)。

SBC:

羨ましいです(笑)。現在は副支配人をされておりますが、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

佐藤さん:

支配人の仕事の補佐であったり、マネージャー達を取り纏める立場ですので、マネージャーの業務指導などを行っております。

SBC:

映画館の副支配人のお仕事の魅力や楽しさはどこにありますでしょうか。

佐藤さん:

私がこの仕事をしていて楽しいと思うのは、電話や劇場でお客様と接する機会が多いという事ですね。私は人と話をするのが好きな人間なので、この仕事で多くのお客様と接することが出来るというのが非常に魅力のある事だと思っています。

SBC:

素晴らしいですね。映画館で働いている方々が一番、お客様の反応をビビットに感じられるわけですからね。

佐藤さん:

そうですね。面白い作品だったり、全く知らないような作品をお客様に教えて頂く場合もあります(笑)。

SBC:

なるほど。ちなみにご苦労されている点は何かございますでしょうか。

佐藤さん:

様々なお客様のご要望に応えきれない時は少し苦労します。

SBC:

話は変わりますが、ミュージカルや舞台などはご覧になりますでしょうか。

佐藤さん:

今はミュージカルや舞台を観る機会はないです。中学生の時に、劇団四季の『ライオンキング』を観たくらいです(笑)。

SBC:

松竹ブロードウェイシネマについては、どのようなイメージをお持ちでしたでしょうか。

佐藤さん:

ブロードウェイの作品と聞いて、親近感といいますか、観やすい印象はありました。

SBC:

なるほど。松竹ブロードウェイシネマの“日本に居ながらにして本場のブロードウェイを中心とした海外のミュージカルや舞台を映画館で観れる“というコンセプトについては、どのように思われていますでしょうか。

佐藤さん:

映画館で本場のブロードウェイのミュージカルや舞台が観れるというのは、映画館のどこの席で観ても一番見やすい席で観れると思いますし、リッチにブロードウェイの舞台を体験できると思います。

SBC:

松竹ブロードウェイシネマの作品をご覧になって、どのような印象をお持ちでしょうか。

佐藤さん:

舞台では観れない出演者の方々の表情にクローズアップして出演者の表情が良く分かりますし、カット割りも良く出来ていて、内容も分かり易いので、非常に有難かった印象があります。それと最近はミュージカル映画がたくさん公開していますので、ミュージカル映画を観ているようで違和感なく観る事ができました。

SBC:

松竹ブロードウェイシネマで今後観たい作品はございますでしょうか。

佐藤さん:

「キンキーブーツ」です。私は映画で観たのですが非常に面白かったので、是非早く観たいと思っています。

SBC:

ありがとうございます。話は変わりますが、なんばパークスシネマの特徴があればお伺いしたいのですが。

なんばパークスシネマ・ロビー

佐藤さん:

なんばパークスシネマは今年で14年目になるのですが、まだ若い劇場ですので、作品のカラーは他の劇場とはちょっと違うと思っています。

SBC:

他の劇場と違うカラーとは、どのような点でしょう。

佐藤さん:

今までは単館系で観ていたアート作品を、なんばパークスシネマでは数多く上映している所が違うと思います。

SBC:

そうなんですね。ちなみにコロナ対策はどのような事をされているのでしょう。

佐藤さん:

アルコール消毒や検温、お客様にマスクの着用をお願いしています。また館内の換気も徹底して行っておりますので、お客様には安心してご来場頂ければと思っています。また現在は月曜日から木曜日は50%の入場制限を行っておりますが、金曜から日曜日は100%座席を開放しております。

SBC:

徐々にコロナ前の状態に戻りつつありますね。これからも日本のお客様にブロードウェイの作品を紹介していきたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

佐藤さん:

こちらこそ宜しくお願い致します。

SBC:

本日はお忙しい中、お時間を頂きありがとうございました。