こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、日本の映画館の歴史と明日よりアンコール上映が開始される宮崎県の『宮崎キネマ館』についてお話しします。
カバー画像:『キンキーブーツ』より ©Matt Crockett

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

いよいよ明日…!

宮崎の映画館『宮崎キネマ館』でのアンコール上映が、いよいよ明日となりました!チケットは、宮崎キネマ館webサイトまたは宮崎キネマ館店頭にてお買い求めくださいね。

上映作品『キンキーブーツ』『42ndストリート』『シー・ラヴズ・ミー』全部観るも良し、お気に入りの作品を何度も観るも良し。お好みの楽しみ方でアンコール上映をお楽しみくださいね♪

ちなみにこの3作品に関連していることは、全米最高峰のミュージカル賞 トニー賞 を受賞していることです! 受賞歴を見ると、どれだけ素晴らしい作品なのかが分かりますね。

  • 『キンキーブーツ』
    2013年トニー賞にて年間最多13部門ノミネート、ミュージカル作品賞、オリジナル楽曲賞を含む6部門受賞
  • 『42ndストリート』
    1980年にブロードウェイミュージカル化し、トニー賞作品賞と振付賞を受賞
    ※今回上映されるのは、2017〜2019年の公演を映像化したもの
  • 『シー・ラヴズ・ミー』
    2016年トニー賞にて(ミュージカル部門ミュージカル・リバイバル作品)、ミュージカル装置デザイン賞受賞

また、原作や関連映画もあるため、あわせて見てみるのも新しい発見や気づきがあるかもしれません(*^^*)

ミュージカル関連映画
『キンキーブーツ』原作「キンキーブーツ」(2005)
『42ストリート』原作「四十二番街」(1933)
『シー・ラヴズ・ミー』舞台を原点に作られた映画「ユー・ガット・メール」(1998)

こんな素晴らしい舞台や映画が見られるのも、日本に“映画館”の存在があるからこそ! そこで今回は、日本の映画館の歴史について注目したいと思います。

映画館って、昔と比べると本当に進歩していますよね…! 映画好きの私にとって大好きな場所であり、思い出の場所でもあります。きっと皆さんもそうなのでは、と思います。

では、これまでにどんなことがあったのか、特徴的な出来事をいくつかご紹介したいと思います。

日本の映画館の歴史とは?

日本で初めて映画が上映されたのは、1896(明治29)年のこと。鉄砲商人 高橋信治によって、神戸の神港倶楽部にて始まり、トーマス・エジソンのキネトスコープ(木箱内をのぞき込み、映像を見る仕組みの映画鑑賞装置)によって上映されていたそうです。

補足:映画の日

1896年の日本初上映を記念し、1956年6月29日に日本映画連合会の総会にて12月1日を映画の日にすることが決定し、以降12月1日は「映画の日」と呼ばれている

そして翌年1897(明治30)年に、“映画の父”と呼ばれるフランスのリュミエール兄弟が開発したシネマトグラフ(大きなスクリーンに映像を映して見る装置)が輸入され、大阪にて初めて興行が行われました。

補足:“興行”とは?

演劇や映画・スポーツなどを催し、料金を取って観客に見物させること

当時まだ映画を上映する常設の施設はなく、日本に初めて映画館ができたのは1903(明治36)年のこと、東京・浅草にできた『浅草電気館』でした。その後全国各地に電気館を名乗る映画館が創設されます。

補足:日本最古級! 新潟県にある映画館『高田世界館』

現在も営業している日本最古の映画館は、新潟県上越市にある1911(明治44)年創業の『高田世界館』。なんと今年で創業110年にもなる映画館です!

次第に映画の人気が高まってきたことから大手の映画会社もいくつか誕生します。そのうちのひとつであった『松竹キネマ合名会社』は1920(大正2)年に設立され、映画製作・配給以外にも直営の映画館も創設するなど、映画産業に進出していきます。

昔は、1つの映画館に1つのスクリーンが存在していましたが、1980年頃から複数のスクリーンを有するシネマコンプレックスが誕生していきます。

さて、ここでミニクイズです!

昨年2020年12月末時点で、日本にある映画館のスクリーン数はいくつでしょうか?

正解だと思う数字をクリックしてみてください(◯❌にて表示されます)

一般社団法人 日本映画製作者連盟より

最近では、座席や映画館の設備などがますます充実し、映像や音響なども進化していますよね。IMAXや4DX、ドルビーアトモスなど最新のシステムで没入感のある映像体験も魅力的です。

現在では、ネットでチケット予約ができる時代ですが、私が幼い頃は確か窓口で購入することがほとんどだったように思います。また、今では指定席が当たり前ですが、当時は指定席と自由席があり、人気の作品は立ち見で2時間以上鑑賞する、なんてこともありました…!

これからもっと最新のシステムが導入されるとなると、現在の映画鑑賞の当たり前も「あんなことがあった」という記憶になると思うと、なんだか不思議な気持ちにもなりますね。

また、それこそ!『松竹ブロードウェイシネマ』による映画館でのミュージカル体験は私にとって超感動的な体験でした。本場海外のミュージカルや舞台を日本に居ながら映画館の大スクリーンで堪能できることはとても貴重なことであり、ぜひこの感動を多くの方に伝えたいと日々思っています!!

ぜひ今後の作品も楽しみにしてくださいね♪

〜宮崎キネマ館についてご紹介〜

最後に、今回アンコール上映を実施する『宮崎キネマ館』さんについてご紹介したいと思います。

宮崎キネマ館は、宮崎県にある映画館です。特定非営利活動(NPO)法人が運営する日本初の映画館として2001年に創立し、今年の4月に移転&リニューアルオープンしました。

「感動を共有できる空間を街の文化として継承します」と掲げる地域密着型の劇場で、貸館・リクエストにも柔軟に対応してくれる、とのことです!(大切な人へのプロポーズや誕生日のサプライズ、企業のセミナーや講演会など…!)

また、劇場内は宮崎県産のスギ材が使用され、木造ならではのぬくもりが感じられます。公式ホームページにてパノラマ映像が紹介されているので、館内の様子をぜひご覧になってみてください♪

パノラマビューは【こちら】

個人的にですが、、こちらのマフィンも気になりますっ…❤︎ 和スイーツ好きにとって、抹茶とホワイトチョコはたまらないですね…(*´ω`*)

宮崎キネマ館 松竹ブロードウェイシネマ アンコール上映詳細

上映期間:2021年12月3日(金)~12月30日(木)※予定
上映作品:『キンキーブーツ』、『42nd ストリート』、『シー・ラヴズ・ミー

▶︎▶︎宮崎キネマ館の公式ホームページはこちら

ぜひ宮崎キネマ館でのアンコール上映、お楽しみくださいっ(*^^*)♪
ではまた次回お会いしましょう!

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
日本語字幕スーパー版

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