こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、年末ということで2021年に公開された松竹ブロードウェイシネマ作品について振り返ります。まずは『ジャニス・ジョプリン』『パリのアメリカ人』についてお話しします。
カバー画像:『パリのアメリカ人』より ⒸAngela Sterling

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

今年も残るところあとわずか…

2021年も残るところあとわずかですね…! そろそろ本格的に大掃除しなければ、、と日々思いながら後回しにしてしまっている今日この頃です。

やりがいのありそうな場所はたくさん見つけているのですが、、週末にまとめてやろうなんて思いつい先延ばしになりがち…。

Instagramなどで紹介されているお掃除術を参考に(とってもためになる!)、大好きな音楽をスピーカーで流しながらお掃除timeをしたいと思います!

さて。今年は松竹ブロードウェイシネマにていろんな作品が公開されました。皆さんにとって思い出深い作品はどんな作品でしょうか? 名場面、楽曲、セリフなど皆さんの記憶や胸に刻まれていることがあればとても嬉しいです( ; ; )

今週・来週のブログは、2021年総集編と題しまして作品の振り返り&思い出についてお話ししたいと思います。今回は、2021年7月2日公開作品『ジャニス・ジョプリン』と、10月15日公開作品『パリのアメリカ人』について振り返ります!

50年の時を経て蘇った伝説のロックスター
『ジャニス・ジョプリン』

2014年トニー賞 ミュージカル部門最優秀女優賞ノミネート作品

画像: 『ジャニス・ジョプリン』 ©Jason Niedle

『ジャニス・ジョプリン』

©Jason Niedle

ストーリー
元祖・音楽フェスティバルの女王にして伝説のロック・スター、ジャニス・ジョプリン。数々の名曲をジャニスが熱唱し、彼女が音楽的にも影響を受けたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムス、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスと共に感動のステージを披露する。「孤独」と生涯戦ったジャニス・ジョプリン。そんな中、ジャニスが自らの物語を語り始める。

まずは、7月に公開された『ジャニス・ジョプリン』について。

実を言うと私は、この作品を見る前は、いくつか楽曲を聴いたことはあってもジャニス・ジョプリンのことをあまり詳しく知りませんでした…。

しかし、この作品をきっかけに、ジャニス・ジョプリンのことが大好きになり、今では楽曲を聴くと涙が出そうになってしまうほどです。ジャニス・ジョプリンの歌声、生き様、人間性など。存在自体が私に強さを与えてくれる、まさに伝説のロックスターなのです。

そんなロックスターが存在したことを、スクリーンを通し、舞台を通し、そしてメアリー・ブリジット・デイヴィスの歌声を通し、私の胸にガツーンと刺さったのをはっきりと覚えています。

私は、メアリー・ブリジット・デイヴィスのパフォーマンスを見て「この映像っていつの時代のもの?」なんて一瞬錯覚してしまいました。それくらい憑依していたというか、ジャニス・ジョプリンそのものがステージに居たという感覚が、スクリーンを通してひしひしと感じられました。

ソウルフルな歌声には魂を鼓舞してくれ、情感に溢れた表現力で涙が止まらなくなり、ジャニス・ジョプリンが影響を受けたシンガーたちとの掛け合いには、とても胸が熱くなりました。作品を観た、という方はきっとこの胸の熱さを体験していただけたことかと思います。

コロナ禍においてさまざまなライブやコンサートが中止になっていた中、まさか日本の映画館でこんなにも熱いライブ体験できるなんて、興奮が止まなかったです。私の夏のとっておきの思い出になりました。

画像: 『ジャニス・ジョプリン』 youtu.be

『ジャニス・ジョプリン』

youtu.be

偉大なる伝説のロックスターが蘇るとっておきのステージ。残念ながら、『ジャニス・ジョプリン』を上映している映画館は現在ありませんが、過去のブログにてさまざまなことをご紹介しているので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね♪

ブログ アーカイブ はこちら

▶︎▶︎その他にも、エタ・ジェイムスベッシー・スミスオデッタアレサ・フランクリンニーナ・シモンなど、ジャニス・ジョプリンを通じてたくさんの偉大なシンガーたちについて知れて勉強になりました!

バレエとミュージカルが融合した
最上級ブリティッシュ・エンタテインメント
『パリのアメリカ人』

2015年トニー賞 12部門ノミネート中最多4部門獲得作品

画像: 『パリのアメリカ人』 ⒸAngela Sterling

『パリのアメリカ人』

ⒸAngela Sterling

ストーリー
主人公ジェリー・マリガン(ロバート・フェアチャイルド)は、アメリカ人の退役軍人。戦争が終結し、多くの希望やチャンスに満ちあふれたパリで、画家を目指している。ジェリーが若く美しいダンサー、リズ(リャーン・コープ)と運命的な出会いを果たすと、終戦後のパリの街並みを背景に、芸術や友情、恋をめぐる官能的かつ現代的なロマンスが展開する。

次に10月に公開された『パリのアメリカ人』について。こちらの作品も、私にとってとても思い出深い作品となりました。

『パリのアメリカ人』を初めて見たとき、あまりの感動と興奮につい踊り出しそうになったのを覚えています。また、夢から冷めたくないがために、駅の構内の人混みを見て「誰か!ちょっとのステップや腕の一振りでも良い、軽いターンでも良いから踊って!」なんてことを思いました。

スマホのメモには作品を観た感想と、最後には「私の全細胞が感動している」と書いてあり、とにかく感動したのをつい昨日のことのように思い出します。しかし、我ながらすごい表現です(笑)

バレエとミュージカルの融合というスタイルが今まで見たことがなく、また、本物のバレエダンサーである主演のロバート・フェアチャイルドさん、リャーン・コープさんによる高レベルな表現力や歌唱力にとても感動しました。

その他の登場人物はもちろん、ステージで踊る全てのダンサーのパフォーマンスが息ぴったりで、こんなにも高揚感のあるステージはない!と興奮したことを覚えています。舞台のパリ景色は本当に生きているようで、瞬く間に移ろいで行く様子は今まで体験したことのないミュージカル体験、いや、パリ体験でした。

そして、ロバート・フェアチャイルドさんのインタビューに同席させていただいたのもとても光栄で、、大変思い出深い出来事でした…。

インタビューの内容はもちろんですが、ロバートさんのお人柄に大変感銘を受けました。。改めて、ロバートさん、ありがとうございました( ; ; )

また、『パリのアメリカ人』、そして原作映画『巴里のアメリカ人』(1951)などを見て、バレエやミュージカル映画、ジョージ・ガーシュウィン兄弟など色々と勉強になりました。作品で描いた時代や歴史、出来事などにも興味が持ち、なんて奥深い作品なんだろう、と知れば知るほど興味津々でした…!

画像: 『パリのアメリカ人』 youtu.be

『パリのアメリカ人』

youtu.be

名作恋愛ミュージカルの素晴らしい舞台化! 現在公開している映画館は以下になります。お近くの方は、ぜひ足をお運びくださいませ。

刈谷日劇(愛知県)▶︎▶︎2021年12月17日〜23日まで

静岡シネギャラリー(静岡県)▶︎▶︎2021年12月24日~2022年1月6日まで

CINEX(岐阜県)▶︎▶︎2022年1月8日~2022年1月21日まで

また、『パリのアメリカ人』もさまざまなことをご紹介しているので、こちらも併せてチェックしてみてくださいね♪

ブログ アーカイブ はこちら

バレエについても色々とご紹介をさせていただきました↓

▶︎▶︎国内人気バレエダンサー&チャコットについて/『パリのアメリカ人』を観る前に知っておきたい日本のバレエ事情
▶︎▶︎『パリのアメリカ人』を観る前に知っておきたいバレエ団のこと!
▶︎▶︎惚れ惚れしてしまう、海外のトップバレエダンサーたちについてお話しします!

最後になりますが『ジャニス・ジョプリン』『パリのアメリカ人』、どちらの作品もたくさん応援してくださり、ありがとうございました!! これからもいろんな松竹ブロードウェイシネマ情報をお届けしていきます!

ではまた次回お会いしましょう!

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹 
日本語字幕スーパー版

前回のブログはこちら

This article is a sponsored article by
''.