お久しぶりです! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回からは、2024年3月22日(金)より松竹ブロードウェイシネマで公開される『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』についてブログを更新していきます! まずは、そもそもピアノという楽器が日本でどのように広まったのかについてお話しします。
カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より©2 Pianos 4 Hands

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

2024年もミュージカルと共に!!

みなさまお久しぶりです。年始から令和6年能登半島地震など心の痛む出来事の連続で、不安と共に過ごしている方もいらっしゃると思います。1日も早く、安心して穏やかに過ごせる日々が戻ることを願うばかりです。

かく言う私も出身は東北地方で、東日本大震災の被災地と呼ばれる地域に住んでいましたので、地震のニュースを見聞きし、心がソワソワする日々を送っていました。(比較的山の方でしたので、まだ大丈夫な地区ですが…。)

その時を思い返すと、ライフラインの停止や生活用品の不足など、ハード面での辛さはもちろんのことですが、何より心の健康を保つことが(無意識的にですが)難しかったなあ、と思います。

そして今振り返ってみて、やはりエンタメは人の心の栄養に欠かせないものだと思うのです。さまざまなものが自粛自粛…としていくのではなく、元気な人たちは元気いっぱいに過ごす! 元気が少ない人も、エンタメの力で元気になってほしい! そう思います。

…ということで早速、私の2024年は『キンキーブーツ』と共に幕開けしました。※現在は公開終了しています。実は今まで観たことがなかったのですが、1度目でローラの虜になり、2度目にはローラ登場の瞬間に涙が出てきました…。そして2024年もたくさんのミュージカル作品に出会いたい!と、メラメラ燃えてきました!!

2024年の松竹ブロードウェイシネマ新作は『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』

さて今回からは、2024年3月22日(金)より松竹ブロードウェイシネマで公開される『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に関することをお話ししていきます。まずはピアノという楽器が日本に持ち込まれた歴史について。

日本にピアノが持ち込まれたのは200年前!

今や日本のピアノ家庭普及率は約25%もあり、世界的にも高水準だと言われていますが、日本にピアノが持ち込まれたのは1823年、なんと今から200年前! ドイツ人のシーボルトが日本に「スクエアピアノ」というピアノを持ってきたのがはじまりと言われています。
ちなみに1823年の出来事として、伊能忠敬の大日本沿海輿地全図が完成したそうです。…歴史の教科書レベルで昔のことですね!

そこから200年で日本にここまでピアノが普及した背景には、「ヤマハ」「カワイ」の2大ピアノメーカーの存在があります。

日本のピアノ製造はヤマハから

日本のピアノ製造は、1887年にヤマハの創業者 山葉寅楠がオルガンを製作したことからはじまりました。その後、ピアノ製造を夢みた山葉は、単身アメリカに渡りました。

そして1900年、ヤマハのアップライトピアノが完成します。さらに1902年にはグランドピアノを完成させます。初のピアノ完成から50年後の1950年には、ヤマハ初のコンサートグランドピアノ FCを完成させ、ヤマハの名が世界に知られることになったのです。

庶民には手が出なかったピアノのイメージを覆すカワイ

カワイのはじまりは1927年に遡ります。創業者の河合小市は、庶民には手が出なかったピアノに、安さと変わらない高い性能を求めました。

そして早速、1927年にカワイピアノ第一号を発売。さらに1928 年には、グランドピアノも発売開始します。その後1956年には「カワイ音楽教室」もはじめ、国内でのピアノ普及だけではなく、楽器に触れる機会の創出や、音楽文化の創造に貢献しました。

ここまで、ピアノが日本に持ち込まれてからの歴史を見てきました。…しかし、ピアノという楽器の歴史は200年どころではないようで……。次回はピアノの誕生まで遡って、その歴史をお話しできればと思います! ではまた次回

松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編

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ニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大絶賛!
全世界200都市200万人が熱狂した、音楽ドラマ・エンターテイメント!

ストーリー

強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。

成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!

『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。

(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版