こんにちは。 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回はピアノにまつわる洋画をご紹介します! ピアノ×映画、といえばどんな作品を思い浮かべるでしょうか…?
カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より ©Rick O'Brien

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

ソワソワの3月です

ついこの前、年が明けたと思ったら…! 気がつけばもう3月ですね。あっという間でした。きっと今月もあっという間なのかもしれませんが、寒暖差に負けずに過ごしていきましょうね。

私は毎年この時期になるとソワソワしてしまうのですが、みなさんはいかがですか? 私がソワソワする一番の理由は、大学の合格発表の時でそれはもうものすごく緊張した、という記憶が未だに思い出されるからなのですが…。大学受験されたみなさんはじめ、そのご家族の方も今はソワソワの時期ではないでしょうか?

それから学生のみなさんはもうすぐ卒業式だったり、働いていらっしゃる方もそろそろ転勤や人事異動などの内示が出る頃だったり…。環境が大きく変わる、その助走期間のような3月は、ソワソワするのも自然なことだと思います。

ソワソワしつつも、ミュージカルや映画をはじめ自分の好きなことに触れながら、自分のペースで新しい季節を迎えたいものです!

それから一昨日、SCREENコラムを公開しました! 今回は渡辺祥子さんに、『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』についてコラムを執筆していただきました。ぜひチェックしてみてください!

ピアノにまつわる映画といえば?

さて、ソワソワする時こそ自分の好きなものを、と言うことで…今回からはピアノにまつわる映画を紹介します。

その前に、実は『ピアノ』というストレートなタイトルの映画はこれまでになかった!ことを共有しておきます。これ、結構衝撃だったのですが、もしかしてストレートに『ピアノ』としているのは本作がはじめてなのでは…?
「2 Pianos 4 Hands」は邦題では副題的な扱いということで…。

では! ピアノにまつわる映画を、今回は特に私が思い入れの強い2作品をご紹介します。

『ラ・ラ・ランド』(2016)

ピアノにまつわる映画と聞いて私が真っ先に思い浮かんだのは『ラ・ラ・ランド』です。第89回アカデミー賞で14ノミネートの末、6つのオスカーを獲得しています。

あらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。
(ラ・ラ・ランド公式サイトより)

アカデミー賞では作曲賞と歌曲賞も受賞しているこの作品。冒頭に聞こえ始めるピアノのメロディーは、映画鑑賞後も頭に残り続ける、キャッチーで素敵なメロディーですよね! 鑑賞後の帰り道に、いつもの家路で踊り出したくなったのを何度こらえたことか…!

Another Day Of Sun

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まだミュージカルに今ほどの親しみがなかった頃、この作品の劇中曲に大ハマりしました!思えば、私が映画やミュージカルの観賞後にその作品のサントラを聴くようになったのは、『ラ・ラ・ランド』がはじまりだったかもしれません。

『巴里のアメリカ人』(1951)

An American in Paris (Ost) [1951]

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1951年の映画は第24回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、6部門を受賞した作品。「アメリカ音楽の父」とも呼ばれる作曲家ジョージ・ガーシュウィンが手がけた数々のダンスナンバーは、人気を博していつの間にかスダンダードナンバーとして親しまれるほどに。

また、『雨に唄えば』(1952)のジーン・ケリーがジェリー役で出演しており、彼の素晴らしいタップダンスを見ることも出来ます!

あらすじ
ジェリーはパリで画家として生計を立てようとしているアメリカ人。ジェリーと同じアパートに住む友人のアダムはピアニストで、有名な歌手アンリの知り合いである。金持ちのミロは若い芸術家を援助するのが趣味で、ジェリーのスポンサーになろうとするが、ジェリーは酒場で見かけたリズに恋してしまう。ジェリーとリズは恋仲になるが、アンリはリズと結婚しようとしていた。
(Wikipediaより)

のちに舞台化され、『パリのアメリカ人』としてブロードウェイにも進出。ミュージカル舞台版は、2015年のブロードウェイにて、トニー賞12部門ノミネート中最多4部門を獲得しました。松竹ブロードウェイシネマでも扱っていましたね!

ピアノ×映画 まだまだあります!

今回は私が特に思い入れの強いピアノにまつわる映画を2つ、ピックアップしてご紹介しました。次回もピアノ洋画特集、まだまだ語り尽くしたいと思いますので、お楽しみに!

松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編

www.youtube.com

ニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大絶賛!
全世界200都市200万人が熱狂した、音楽ドラマ・エンターテイメント!

ストーリー

強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。

成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!

『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。

(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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