こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』はいよいよ本日公開! 公開前に、ひと足先に鑑賞した私が、本作から学んだことをお話しします。鑑賞する際の視点のひとつとして参考になれば幸いです。
カバー画像:ⒸJenny Anderson

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

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7月からこの『マイブロードウェイ』にて、『ホリデイ・イン』についてたくさんのことをお話ししてきました。

例えば……

そしていよいよ本日、2023年10月6日(金)公開です!!

最後に、私が『ホリデイ・イン』をひと足先に鑑賞して学んだことについてお話しします。今日から本作を鑑賞される際の、視点の一つとして参考になれば幸いです!

自分で選び取ることの大切さ

誰しもが人生の中で無意識に考えるであろうこと、「自分って何だ」「自分は何がしたいのか」「自分は何があれば幸せなのか」……これらの問いを考えるきっかけになるのが、『ホリデイ・イン』だと思います。

振付師デニス・ジョーンズさんはインタビューの中で、『ホリデイ・イン』の魅力について

僕の考える『ホリデイ・イン』の魅力とは、真実を探求する作品であること。登場人物たちは、本当の自分──自分は何者なのか、自分の居場所はどこにあるのか、自分にとって「ホーム」とは何か──を明らかにしようとしているんだ。

と語っています。まさにこの通りです。

自分で選び取ることで、見えてくるものがある

物語の中では、登場人物それぞれが自分の進む道に迷う場面があります。

ジムがコネチカットに移住しようと決める時、教師をしていたリンダがショーに出ようか迷う時、テッドがリンダと組んでハリウッドに行こうと誘う時、そしてテッドがリンダを追って自分の気持ちを伝える時…。

そしてこれらの場面で、登場人物たちは自分の進む道を、迷いながらも自分の気持ちに正直に選択しています。私はここが人生の教訓になりうると思うのです。

私たちは毎日小さな選択を繰り返していますが、何か大きな選択を迫られた時、“自分の意思で”選択ができるでしょうか? 環境やこれまでの習慣に当てはめて、それを理由に自分の気持ちを蔑ろにすることなく、選択することができるでしょうか……。

もしかしたら、自分の意思100%で自分の道を選ぶことは難しいかもしれません。でも何かのせいにしないで、「自分で決めたんだ!」と胸を張って言えるようになりたい、と『ホリデイ・イン』を観て思いました。

そしてきっと、自分で選ぶことで、「自分って何だ」「自分は何がしたいのか」「自分は何があれば幸せなのか」……といった問いに対する答えが見えてくると思うのです。

自分に迷うことがあったら、まずは「自分で選んで自分で行動する」。いきなり人生を賭けるような大きなことではなくても、日常の小さなことからそうできるように、日々過ごしたいなと思いました。

…と私なりに得た教訓をお話ししましたが、この話だけ聞くと「結構考えさせられる作品なのかな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん考えさせられることもあるのですが、『ホリデイ・イン』は数多くの素敵なダンスナンバーや華やかなダンスもあり、全体としては楽しく軽やかな雰囲気の作品です。

漠然とした答えのないことを考えるきっかけを、楽しく軽やかな雰囲気で誰にでも分かりやすく与えてくれるのが『ホリデイ・イン』だと私は思います。

みなさんにはぜひ、様々な角度から本作を楽しんでいただきたいと思います!
『ホリデイ・イン』は本日公開です!

松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』2023年10月6日(金)公開

『ホリデイ・イン』
2023年10月6日(金)より全国順次限定公開!

『ホリデイ・イン』

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日本映画界史上初シリーズ、ニューヨークのブロードウェイ・ミュージカルが映画館にやって来る!

ストーリー
舞台俳優のジムは、アメリカのショービジネスを引退し、エンターテイメントの街からコネチカット州の農場への移住を決意する。以前の生活とは一変しているところに、多才で活動的な農場の元オーナーの娘であるリンダと出会う。

そこで、農場の家をホテルに改築し、感謝祭、独立記念日、バレンタインデー、クリスマスなど、祝い事の度にショーを披露することを思いつき、ゴージャスな催し物を展開していく。

やがて、ジムとリンダの間に特別な感情が芽生えるが、ジムの親友であるテッドが現れ、テッドのダンスパートナーとして、リンダへハリウッド行きの話を持ち掛けてしまう。

「愛」と「夢」の選択、果たしてどちらが選ばれるのか!?

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配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/16:9/122分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版