こんにちは、アニキです!
今回の『俺~』シリーズは、『俺とジャニス・ジョプリンの名曲』と題し、ジャニス・ジョプリンの大ヒットした名曲の数々を紹介し、その魅力ついて迫ります!
カバー画像:『ジャニス・ジョプリン』より ※日本初公開写真 ©Jason Niedle

いよいよ夏到来の予感

コロナ禍でGWにどこにも行けずに、モンモンとステイホームで過ごしている方も多かったでしょう。なかなか先が見えない状況が続いていて、嫌になっちゃうね。

そんな状況でも季節はドンドン変わっていくもの。
5月なのに25℃を超える夏日があったりして、異常気象なのかと心配になるね。

今年は5月中に梅雨に突入しそうな感じで、梅雨が長くなるのか、夏が長くなるのか、どちらになるのか気になるところ。梅雨は嫌いな方も多いと思うので、早めに夏到来といきたいね

夏到来となれば気分も晴れるし、どうしても外出したくなる。
特に音楽好きの人は、夏フェスに繰り出したいと思うよね。

アニキもその一人だけど、そんな夏フェス好きの人は、7月2日(金)から公開する『ジャニス・ジョプリン』を観て、‟一足早い夏フェス”を涼しくてコロナ対策バッチリの映画館で体験してね!

『ジャニス・ジョプリン』を観て、夏フェスを体感したい方はアニキ・ブログをご覧下さい☟

ジャニス・ジョプリンの曲・・・それは‟ジャニスの魂の叫び“

今回のアニキ・ブログは、ジャニス・ジョプリンの数多くの名曲の中から4曲をセレクトして、その魅力に迫ります!

また伝説のジャニス・ジョプリン最後のアルバム『パール』も紹介!

どの曲も、ジャニスが自分自身の過酷な人生を必死に生きながら歌い上げた、まさに‟魂の叫び“と言える渾身の曲ばかりなので、是非ブログを読んでみて下さい!

『ジャニス・ジョプリン』より ※日本初公開写真
©Jason Niedle

『テル・ママ』・・・これぞロック!

まず1曲目に紹介するのは、『テル・ママ』という曲。
この曲は元々、ブルースやR&Bシンガーであるエタ・ジェームズの曲だったのを、ジャニス・ジョプリンがカバーした曲。

ジャニス・ジョプリンが歌う『テル・ママ』は、これぞまさにソリッドでヘヴィなロックという感じ!

ハイテンポでノリノリのリズム。
そして鼓動にビンビン響くサウンド。
この曲を聴けば自然と体が反応し、心もまさにロックロール!

エレキギターとジャニスのハスキーボイス、そしてドラムが見事に絡み合い、最高のビートとサウンドを刻んでいく。そしてジャニスの圧倒的な歌唱力は聴くものを圧倒すること間違いなし。

同じ曲なのに、エタ・ジェームスとジャニス・ジョプリンを比較すると別の曲のように聴こえるのは、私だけだろうか?

エタ・ジェームスとジャニス・ジョプリン、それぞれ聴き応えのある曲なので、皆さんも是非、二人の「テル・ママ」を聴き比べてみては。

『ピース・オブ・マイ・ハート』・・・この曲はジャニスの人生そのもの

2曲目は、『ピース・オブ・マイ・ハート』。
この曲(歌詞)は、ジャニスの破滅的な人生とリンクする。

ジャニスは実生活で同じバンドのギタリストと付き合って裏切られたり、行きずりの男と刹那的な恋をしたりと、恋人には恵まれない孤独な人生を送った。

それでも愛されたいともがき苦しみ、ドラッグやアルコールに頼ってしまい短い生涯を閉じたのだ。

『ピース・オブ・マイ・ハート』は、恋人を思う切ない気持ち、自分に振り向いてもらいたい気持ちを書いた曲。

恋人に振り回される女心を切なくも強く歌い上げるジャニスのハスキーな歌声は、ジャニスの人生と重なって胸に迫るものがある。

自分の人生と重ね合わせ、女心を歌うジャニス・ジョプリンの感性の豊かさは凄い。
女性の皆様には、是非聴いて頂きたい曲のひとつだ。

『スピリット・イン・ザ・ダーク』 ・・・ソウルを感じさせる1曲

次に紹介するのは『スピリット・イン・ザ・ダーク』。

『スピリット・イン・ザ・ダーク』は、ソウルの女王と言われたアレサ・フランクリンの曲。
アレサ・フランクリン自身が曲を書き、大ヒットした曲をジャニス・ジョプリンがカバーしている。

『スピリット・イン・ザ・ダーク』は、何と言っても歌い手の歌唱力が際立つ曲。

アレサ・フランクリンもジャニス・ジョプリンも、心の底から『スピリット・イン・ザ・ダーク』の世界に浸かって歌い上げる歌声は、聴いていて魂が震えるような気持になる。

本作ではジャニス・ジョプリン(役)とアレサ・フランクリン(役)が夢の共演をしているのでお見逃しなく!

『メルセデス・ベンツ』 ・・・ジャニスが神に願いを込めた曲

『メルセデス・ベンツ』。
この名前を聞くだけでワクワクしてくる。

車好きの人は、いつか乗ってみたい憧れの車だろう。
洗練されたボディ、贅の限りを尽くした内装。

あの矢沢永吉もデビューした時、「ベンツに乗れるような男になりたい」って言っていたのを思い出すなー。

余談はこれくらいにして、ジャニス・ジョプリンの『メルセデス・ベンツ』という曲は、ジャニス・ジョプリンが詩人であるマイケル・マクルーアとボブ・ニューワースとともに書いたアカペラの曲。

実は、アニキがジャニス・ジョプリンの曲の中で一番好きな曲。
なぜ好きかというと、自分の気持ちを代弁してくれているから(笑)。
神様に「ベンツを買って、テレビを買って、夜の街を買い占めて」と歌っているんだけど、みんなそう思うよね(笑)。

まーそれは冗談として、ジャニスが神様に自分の願いを‟アカペラ“で語りかけるように歌う歌声が最高な曲。

バンドの演奏がないアカペラの曲は、歌い手の器量がもっとも試される。
ジャニス・ジョプリンのような圧倒的な歌唱力を持つ歌手は、アカペラでこそ際立つように思う。

ちなみにジャニスはポルシェの中古を購入して乗っていたようで、メルセデス・ベンツには生涯乗れなかったようだ。

伝説のジャニス・ジョプリン最後のアルバム『パール』

伝説のアルバム『パール』

最後に、ジャニス・ジョプリン最後のスタジオ・アルバム『パール』を紹介!
この伝説のアルバムは1971年1月に発売され、今年で50周年を迎える。

実は『パール』が発売されたのは、ジャニス・ジョプリンが他界して3ヶ月後の事だった。
つまり、ジャニス・ジョプリンの遺作として発売されたのだ。

そういう意味で『パール』は、ジャニスが最後に残したスタジオ録音作として、多くのファンに愛され、今もなお伝説のアルバムとして語り継がれている。

『パール』は1971年1月に発売されるや全米チャートで9週間にわたって1位に輝き、有名な曲「ジャニスの祈り(原題:Move Over)」からスタートする。日本ではシングルカットされ大ヒットした曲だ。

中高年の方々ならこの曲を知らない人はいないと言えるほど有名な曲。
日本のCMでも使われていたので、若い方の中にもご存知の方は多いはず。

アルバムに収録された曲は、ロックはもちろん、ブルース、ソウル、カントリーと多様性があり、どの曲も‟ジャニスの魂の叫びが心に響く珠玉の曲“ばかり。

ちなみに『パール』というアルバム・タイトルは、ジャニスの愛称にちなんで付けられたそうだ。

50年の時を経た今、ジャニス・ジョプリンという稀代の歌手を、本作で是非味わって頂きたい。

【『パール』の詳細はこちらをご覧下さい】☟
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JanisJoplin/discography/SICP-30048