こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、『プレゼント・ラフター』の原作者である元祖・マルチタレント ノエル・カワードさんについてお話ししたいと思います。

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

ついに来週『プレゼント・ラフター』公開です!

いよいよ『プレゼント・ラフター』公開目前となりました…!

2022年3月11日(金)より全国順次限定公開ですっ。
何が起こるか予測不能!? ブロードウェイ俳優たちによる、圧巻の126分間をぜひ劇場にてお楽しみください(*^^*)

こちらのブログでは、作品の舞台であるロンドンや舞台版演出を務めたモリッツ・フォン・スチュエルプナゲルさん、また、出演キャストなど、毎週さまざまなことをお話ししています。良かったらぜひ過去の記事も読んでみてくださいね♪

さて。今回のブログでは本作の原作者であり、“時代を創った”究極のアーティスト…
ノエル・カワードさん(1899-1973)についてお話ししたいと思います!!

過去のブログにてピックアップしたこともありましたが、今回は改めてノエル・カワードさんが一体どんな方だったのか大注目していきます。

ノエル・カワードさんは、どんなひと?

いくつもの顔を持つ! 多彩な才能に注目

ノエル・カワードさんは、1899年 イギリス生まれ。俳優・作家・脚本家・演出家であり、作詞・作曲・映画監督などなど…多方面にてマルチな才能を発揮したエンターテイナーです!

その豊かな才能はご経歴を見れば一目瞭然! トニー賞だけでなくアカデミー賞など数々のアワードにノミネート・受賞を果たしています。

<ノエル・カワードさんの受賞経歴一覧>

▶︎▶︎トニー賞
1964年『ハイ・スピリッツ』ミュージカル演出賞ノミネート
1964年『ザ・ガール・フー・ケイム・トゥー・サパー』ミュージカル脚本賞ノミネート
1970年 その輝かしい偉業からトニー賞特別賞受賞

▶︎▶︎アカデミー賞
1942年『軍旗の下に』アカデミー名誉賞受賞
1943年『軍旗の下に』アカデミー賞脚本賞ノミネート

▶︎▶︎その他
1970年 英国の勲爵士にも認定
1988年 作曲家殿堂入り

素晴らしいご経歴ですよね…!ちなみに、ノエル・カワードさんは幼い頃から舞台に立ち、20代頃にはすでに戯曲を書き上げていたそうです…!!(すごい)

イギリスで「ノエリズム」が続出!

ノエル・カワードさんは、1920~60年代頃のイギリスにてとにかく大人気! 一躍ブームを巻き起こすほど影響力が強く、今で言うところのポップスターのような存在でした。

クリエイターや俳優としてだけでなく、ファッションでも大きな影響を与えており、ノエル・カワードさんの着こなしを真似るファンが続出し、それを「ノエリズム」と呼んでいたそうですよ。

ちなみに、2000年代の現代でも流行っていますが、タートルネックはノエル・カワードさんが舞台で初めて着用したそうですよ!!

まさに“時代を創った”究極のアーティスト、ですね。そのセンスの良さや、エンターテイメント性により交友関係もとても広いようで…あの人やあの人まで…!?

続きは後編にてお話ししたいと思います!

プレゼント・ラフター
2022年3月11日(金)全国順次限定公開

松竹ブロードウェイシネマ「プレゼント・ラフター」

youtu.be

──人間は、いくつになっても恋をする。 役者魂、ここにあり。

ケヴィン・クライン、トニー賞演劇主演男優賞受賞作品!そして『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズ、待望のブロードウェイ・デヴュー作!

<ストーリー>

“お相手の本音、おしえますー。” ブロードウェイが熱狂した恋愛アカデミー⁉

舞台は1900年代前半、『キンキーブーツ』誕生の地イギリス・ロンドン。主人公ギャリーはミドルエイジの大人気喜劇役者。腐れ縁の(元?)妻、自分の事を親よりも知っている秘書、恋仲の女流作家と、ギャリーに好意を持つ男性作家に若い女性―。今日も個性的な面々に囲まれながら、本心を言い出せないギャリー。果たして、ギャリーは最後まで“プレゼント・ラフター(今の笑い)”を演じきることが出来るのか!?

配給:松竹
©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/ビスタサイズ/136分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版

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