カバー画像:『キンキーブーツ』より©Matt Crockett
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
人気ブロードウェイ作品が、劇場にCome back!!
ビッグニュースです!!
『キンキーブーツ』をはじめ、あの人気作品が劇場に再び帰ってきます!
最新ニュースにてご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、宮崎の映画館『宮崎キネマ館』にて松竹ブロードウェイシネマのアンコール上映が決定しました!!
詳細はこちらです↓
宮崎キネマ館 松竹ブロードウェイシネマ アンコール上映詳細
上映期間:2021年12月3日(金)~12月30日(木)※予定
上映作品:『キンキーブーツ』、『42nd ストリート』、『シー・ラヴズ・ミー』
▶︎▶︎宮崎キネマ館の公式ホームページはこちら
チケット販売は、11月27日(土)10:00~
宮崎キネマ館webサイト(準備中)または、宮崎キネマ館店頭にてお買い求めください。
追記:宮崎キネマ館webサイトはこちらをチェック
約1ヶ月間に及ぶアンコール上映…! お気に入りの作品や気になっていた作品など、ぜひこの機会にお楽しみいただければと思います!
今回のブログでは、アンコール上映作品の中より、世界中が大熱狂した大ヒットミュージカル『キンキーブーツ』について注目したいと思います。
なぜこんなにも人気を集めるのか? 人々の心を掴んで離さないのはなぜか? “#今こそ語りたい『キンキーブーツ』の魅力”と題し、特に私が好きなポイントを中心にお話していきます。
これは “あなたの物語” である
『キンキーブーツ』は、なぜこんなにも世界中の人々から支持を集めているのか? 魅力を挙げたらキリがないところですが、その理由のひとつとして挙げられるのは、あらゆる人々に当てはまるストーリーだからだと、私は思います。
ビジネス、友情、偏見、恋愛、、など、多くの人が人生でぶつかるであろうさまざまな壁を華やかさとコメディで包み込みながら、解決へと導き出していく。価値観を広げ、勇気を与えてくれるようなヒントが随所に散りばめられている点が、人々からたくさんの支持を集める理由なのではないでしょうか。
また、『キンキーブーツ』が他のヒューマンドラマと異なるのは、他人を受け入れることを大切にし、且つ作品のメッセージを多くの人に受け入れられやすいよう、ユーモアをもって展開しているところだと、私は思います。
ドラァグクイーンのローラは、「男らしくない」とボクサーだった父親から自分のことを受け入れてもらえませんでした。
また、チャーリーも靴工場の先代である父親が望む人間になれない、と思い悩んでいました。ふたりは同じ悩みがあると理解し、互いに支え合い、力を合わせていきます。この姿に共感が止まず、ローラとチャーリーがふたりで歌うシーンは名シーンのひとつと言えるでしょう。。
また、ローラは靴工場でなかなか自分を認めてくれないドンに対しても自ら歩み寄り、向き合います。相手を否定するのではなく、まずはありのままを受け入れることからはじめる。この行動って、なかなかできないことだと私は思います。簡単そうに見えて、簡単ではないことかもしれませんが、何か状況を変えたいのならば優先してトライするべきことなのかもしれません。私は、『キンキーブーツ』からこのことを学びました。
そしてその根底には、自分自身を肯定することの大切さが存在することも、描かれています。
「自分はダメな人だ」「もっとこうしなくてはならない」「周りが望む人間にならなくては」人生にはいろんな壁や課題があります。
私も日頃より気にしがちな性格なため、ついつい自分のことを否定してしまいがちです。否定するのは自分を守るための防衛本能だとも思いますが、否定することで自ら壁を作り出し、可能性を狭めることにもなりかねません。
本作では、ローラはもちろんですが、恋人や靴工場の仲間たちとぶつかりながらビジネス再建に奮闘するチャーリーの姿にも心情の変化が描かれており、それがなんとも励まされる気持ちになるのです!
原作の映画も、ブロードウェイの舞台もどちらもヒットした理由として共通して言えるのは、観た人すべてに元気を与えてくれるからだと、私は思います。観た後のハッピーな気持ち! 幸福感に包まれる感じ! 何度でも観たくなる! これこそがミュージカルの醍醐味、『キンキーブーツ』の最たる魅力なのでは、と私は思います。
そしてこれは私の物語なのだと、観た後に感じたならば、きっと自分の中で何か新たな変化が起きているのかもしれません。ぜひこの感動を劇場で体験してみてくださいね!
宮崎キネマ館でのアンコール上映は、2021年12月3日(金)〜です! 劇場公開まで今しばらくお待ちください(*^^*)
ではまた次回お会いしましょう!