こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、ミュージカル『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』の原作者 ケネス・グレーアムさんと舞台の演出を務めたレイチェル・カヴァノーさんについてお話しします。
カバー画像:『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』より ⒸMarc Brenner

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

世界最大規模の“ファッションの祭典”

先日、ニューヨーク(メトロポリタン美術館)にて世界最大のファッションチャリティーイベント「メットガラ」が開催されていましたね! 今年のテーマ“Gilded Glamour(金色に飾られた魅力)”の字の如く、レッドカーペットはまさに豪華絢爛でした。

仕掛けがあるドレスや奇抜なデザインなど毎年楽しみにしている私ですが、今年気になったのはヴィンテージドレスの数々。サステナブルを意識したヴィンテージスタイルがトレンドになっているようで、ドレスの再利用や歴史ある一着など目を見張るものがたくさんありとても素敵でした(*^^*) また来年も楽しみですね♪

さて。先週のブログでは、『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』の出演キャストについてお話ししました。今週は、クリエイター陣より2名注目したいと思います!

  • 原作:ケネス・グレーアムさん
  • 演出:レイチェル・カヴァノーさん

イギリスを代表する作家 ケネス・グレーアムさん

『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』の原作は、日本でも愛される児童文学の傑作!

画像: 『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』 ⒸMarc Brenner

『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』

ⒸMarc Brenner

そもそも『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』のお話を作った方(=原作者)は一体どんな方なのか、気になった方もいらっしゃるかと思います。

本作の原作者は、イギリスを代表する児童文学作家 ケネス・グレーアムさん(1859〜1932)です。イギリス・スコットランドの出身で、オックスフォードの学校で学んだ後、なんと銀行員として働きながら執筆活動を行なっていたそう! 『ペイガン・ペーパーズ』(1893)、『ザ・ゴールデン・エイジ』(1895)、『ザ・ドリーム・デイズ』(1898)などの著書を完成させ、日本でも翻訳されいます。

すごいですよね。銀行員の傍ら小説執筆はなかなか大変そう…!! どの作品にもケネス・グレーアムさんの子供の頃の体験やそのときの繊細な理解・視点が表れているそうです。

今回上映されるミュージカル版の原作『ザ・ウィンド・イン・ザ・ウィローズ(原題)』(1908)は、児童文学の傑作と言われ、ケネス・グレーアムさんの代表作でもあります。日本訳では『たのしい川べ』というタイトルで書籍化されています。幼い頃に読んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は、ミュージカルを見たときに生き物たちの描写が本当にリアルだと感じました。それぞれの生態をキャラクターの個性として表現しているところがとても面白く、まさに本作の魅力であると思いました。生き物たちの世界に誘われ、人間性について改めて気付かされる、そんな不思議な体験ができる素晴らしい物語です。

ケネス・グレーアムさんが創り上げた傑作文学を、目と耳で楽しむめることはとても素敵なこと。ブログ後編では、生き物たちの世界を演出した レイチェル・カヴァノーさんについてお話ししたいと思います! ぜひお楽しみに♪

ザ・ウィローズ The Wind in the Willows
2022年7月8日(金)より全国限定公開

画像: 『ザ・ウィローズ』予告編 youtu.be

『ザ・ウィローズ』予告編

youtu.be

── みんなといっしょなら、こわくない! いつか、夢をかなえよう!

オリンピック開会式の映像監督と「オズの魔法使い」芸術監督・「不思議の国のアリス」演出家が放つ、大人気の英国ミュージカル! ゆかいな仲間たちが、“猛スピード”でお届けします!

<作品概要>
イギリスを代表する作家、ケネス・グレーアムの世界的に大人気児童文学作品、待望のミュージカル化!『メリー・ポピンズ』の脚本家と音楽家による、エンターテイメント界屈指のクリエイター書きおろし作!

<ストーリー>
破天荒なミスター・トードの屋敷に、チーフ・ウィーズルとギャングたちが襲い掛かる。果たして、ミスター・トード、モール、ラッティー、バジャーとミセス・オッターは、この危機を乗り越えられるのか!? 沢山の動物たちが繰り広げる、冒険と夢の物語。「仲間」たちも加わり、スリリングな旅が待ち受けている。さあ、あなたも、スーパーカーに飛び乗り、一緒に出掛けよう!

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈英国/2017/ビスタサイズ/131分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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