こんにちは。 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回は『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に登場する楽曲を作曲した、音楽家たちをご紹介! 有名な音楽家たちの性格が垣間見えるエピソードはどれも面白いものばかりでした。
カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より ©Rick O'Brien

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

今年の桜開花はいつでしょうか?

今週に入って、桜の開花予想をよくテレビで見かけるようになってきましたね。

桜の開花予想といえば「600℃の法則」が有名ですよね。これは、2月1日から毎日の最高気温を足していって、合計600℃になった頃に桜が開花する、というもの。一方で、「400℃の法則」もあることをご存知でしょうか? これは、2月1日から毎日の平均気温を足していって、合計400℃になった頃に開花するというもの。

どちらも目安なので完璧ではないものの、これらの情報をもとに開花を心待ちにするのも、桜の楽しみ方の一つだと思います。

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』が公開される3月22日には桜も開花しているかも…?なので、桜も本作の公開も、どちらも楽しみでなりません!!

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』にまつわる音楽家たち

画像: 『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』にまつわる音楽家たち

さて、今回からは『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に登場する楽曲を作曲した、音楽家たちに注目していきます。このブログでは特に、音楽家たちの人柄が想像できるようなお話ができればと思います!

ベートーヴェン

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本名は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。難聴を乗り越え、数々の名曲をこの世に残した彼の有名な曲といえば、「運命」や「エリーゼのために」などがあります。

『ピアノ 2 PIanos 4 Hands』では、「ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調 第1楽章、第2楽章」などが登場します。

画像1: ピアノソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」 II. Adagio cantabile open.spotify.com

ピアノソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」 II. Adagio cantabile

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さて、ベートーヴェンがどんな人だったのかというと、頑固で、怒りっぽく、恋多き人だったそうです。

ベートーヴェンの肖像画を見ると「なんか怖そうな顔だな…。」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実はそれ、合ってるみたいです。

というのもあの肖像画が描かれた日に、「その日食べたマカロニチーズが不味かったから」という理由で、実際にベートーヴェンは不機嫌だったそう。マカロニチーズはベートーヴェンの大好物。それを家政婦がちょっと失敗してしまい、不機嫌になったそうです。
中には「チーズが少ない!」と怒っていたという説もありました。

ちなみに頑固さについては数々のエピソードがあります。毎日自分でコーヒー豆をきっちり60粒数えて、豆を挽いてコーヒーを淹れていた、とか。演奏会に呼ばれても、気が乗らないと長い間演奏せずにいた、とか。自分よりも若手の演奏家がミスをすると怒号を飛ばした、とか。

いやあ、なかなかの頑固っぷりですが、恋多き人だったというエピソードも。「エリーゼのために」が“テリーゼ”という女性に宛てたものであるという説は有名ですが、このほかにもベートーヴェンはいつも、年下のピアノの教え子たちに恋をしては曲を贈り、振られては次へ…という様子だったんだとか。

モーツァルト

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35年の短い人生の中で900曲以上を作曲した音楽家。有名な曲は「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」や「トルコ行進曲」など。『ピアノ 2 PIanos 4 Hands』では、「4手のピアノ・ソナタ ニ長調 第1楽」などが登場します。

画像1: アイネ・クライネ・ナハトムジーク - 第1楽章 open.spotify.com

アイネ・クライネ・ナハトムジーク - 第1楽章

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モーツァルトといえば神童として知られ、肖像画もキリッとした感じで描かれており、真面目な性格かと思いきや…。実は浪費家でちょっと幼稚な性格をしていた!という、ギャップを感じられる人物。

モーツァルトは下ネタが大好きだったという話があちらこちらで聞かれますが、なんと好きな人の手紙にまで下ネタを書いていたという…。ここだけ聞くとかなりの変人に思えてしまいますね。さらに、「俺の尻をなめろ」という曲まで作曲していました。モーツァルトの裏の有名曲とも呼べるでしょうか…。
男性6人が「俺の尻をなめろ」と合唱する曲だそう。どうやったら思いつくのでしょうか。笑

そしてモーツァルトは浪費家、さらにギャンブル依存症だったのではないか、とも言われています。結婚後は家賃の高い部屋に住み、着るものも一級品を揃えていたモーツァルト。さらに賃金を前借りをしてはカジノに通い、その上知人にもいつも借金を無心していたと…。晩年は借金の返済に追われながらその生涯を終えた、とも言われています。

35年の間に900曲以上を作曲し、ギャンブル大好きで浪費家でもある…考えてみればかなりパワフルな人だったのではないでしょうか? 人生を一気に駆け抜けたような、そんな人だったのかもしれませんね。

次回からも『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に登場する楽曲を作曲した、音楽家たちを紹介していきます。ではまた次回!

松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!

画像: 『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編 www.youtube.com

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編

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ストーリー

強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。

成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!

『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。

(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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