カバー画像:『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』より ©Evgenia Eliseeva
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
【ワールドカップ2022】開催! ど派手な開会式に興奮
今週もブログ『マイブロードウェイ』更新していきます!\\\\٩( 'ω' )و ////
ワールドカップ2022カタール大会、ついに開幕しましたね! 先日(日本時間11月20日)行われた開会式はご覧になりましたか?
最新鋭のプロジェクションマッピングを駆使した大迫力の演出、素晴らしかったですよね。有名アーティストたちによるパフォーマンスや、夜空には魔法のようなド派手な花火が打ち上がり、中東らしい音楽やデザインなどカルチャーも魅力的でした♪
また、過去大会のメドレー曲や、マスコットキャラクターの登場には懐かしさを感じ、22回目となる大会の歴史を目の当たりにした気持ちにもなりました。会場も大盛り上がりでしたね。ちなみに本大会のマスコット、ライーブ(La'eeb)は可愛すぎるとネットで話題となっているようです。私も開会式で見てすぐメロメロでした(笑)
いやぁ〜世界規模のお祭りの開幕宣言はすごいですね。これからも試合観戦に応援、楽しみです♪
作品感想・見どころについてお話させてください!!
さて。先週のブログではミュージカルと音楽劇の違いについて注目しました。
今週のブログは、来年3月に公開の松竹ブロードウェイシネマ最新作『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』を見た感想をネタバレなしでお話しします!
『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』 《作品概要・あらすじ》
── 時は1959年、舞台はフィラデルフィアのとある寂れたジャズクラブ。これから観客の面前で繰り広げられるのは、死を4ヶ月後に控えたビリー・ホリデイによる最後のパフォーマンスである。本作は、10曲を超える楽曲の数々に、辛辣で時にユーモラスな回想を交えながら、歌姫の姿とその音楽的世界観を魅力的に描き出していく。
ニューオーリンズのカフェ・ブラジルで有観客上演された舞台を収録した「レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」。6度のトニー賞に輝くオードラ・マクドナルドがジャズ界の伝説的な歌姫に扮し、歴史に残るパワフルなパフォーマンスを披露する ──。
【感想】彼女が私の人生に飛び込んできた!!
ほんとうに衝撃的でした。。
鑑賞後は頭が真っ白。しばらくその場から動けなくなりました。。
これまでの松竹ブロードウェイシネマ作品だと、例えば『パリのアメリカ人』。観た後に街中の人々がダンサーに見えるような興奮とワクワクがあり、至福の余韻というような感覚になったことをいまでも覚えています。ミュージカルの世界を名残惜しむように、心がふわふわと踊っているような感じでした。
本作で感じる余韻は確実に今までの作品と異なります。あらゆる感情が混ざり合い、エンドロールを見ながら感じるどっしりとした余韻の深さは今まで体験したことのない感覚。
その余韻は次第に「本作は“私の人生で最も影響を受けた作品リスト”」に入るという確証に変わっていき、彼女(ビリー・ホリデイ)が私の人生に急に飛び込んできた!と衝撃を受けました。そして確実に90分前の自分とは何かが違う、そんな感情を抱きました。
その感情の源に在るのは、オードラ・マクドナルドさんの圧巻のパフォーマンス。ジャズ界の伝説的歌姫ビリー・ホリデイを演じる姿は、あまりにも憑依しすぎる上に、その上1950年代そのものを物語っているような印象を受けました。
演技で時代に引き込む。あそこまで観客を没入させる演技は、今まで見たことがありません。さすが6度のトニー賞に輝く大女優。何度でも目に焼き付け、余すことなく彼女の歌声と演技を浴びたい、そう思って止みませんでした。
後編では「見どころポイント」と銘打って、本作の感想を引き続きお話ししたいと思います!
続きはこちら
『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』
2023年3月10日(金)より全国順次限定公開!
── 愛に飢えても差別に負けない時代のカリスマ、ビリー・ホリデイを知らずして、人に伝わる“歌”は語れない。
史上初! トニー賞®全女優賞部門を6度受賞、アメリカの舞台エンターテイメント界において最多受賞を誇る、ブロードウェイ界の大スターで看板女優、オードラ・マクドナルドの代表作、そしてトニー賞®受賞作品!
ストーリー
時は1959年、舞台はフィラデルフィアのとある寂れたジャズクラブ。これから観客の面前で繰り広げられるのは、死を4ヶ月後に控えたビリー・ホリデイによる最後のパフォーマンスである。本作は、10曲を超える楽曲の数々に、辛辣で時にユーモラスな回想を交えながら、歌姫の姿とその音楽的世界観を魅力的に描き出していく。ニューオーリンズのカフェ・ブラジルで有観客上演された舞台を収録した「レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」。6度のトニー賞に輝くオードラ・マクドナルドがジャズ界の伝説的な歌姫に扮し、歴史に残るパワフルなパフォーマンスを披露する。
トニー賞® 演劇主演女優賞(2014年)オードラ・マクドナルド
トニー賞® 演劇音響デザイン賞(2014年)スティーヴ・キャニオン・ケネディ
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2016/ビスタサイズ/90分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版