こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』にて主演のビリー・ホリデイ役を演じたオードラ・マクドナルドさんの魅力についてお話しします‼︎ 後編では、本作での歌唱力や表現力にも注目です。
カバー画像:『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』より ©Evgenia Eliseeva

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

(続き)唯一無二と称される、圧倒的歌唱力

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オードラ・マクドナルドさんが過去にご出演された映画には、まさに歌の実力あってこそ配役された様に思える作品がいくつかあります。

例えば『美女と野獣』(2017)。美女と野獣の中でも特徴的なキャラクターの、衣装だんすに変えられてしまったマダム・ド・ガルドローブ役に抜擢。『リスペクト』(2022)では、アレサ・フランクリンの母親役に抜擢され、話題になりましたね。

映画をご覧になっていない方は、こちらもチェックしてみてください♪

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』での表現力

よく「〜のような歌声」と歌声を例えることがありますが、オードラ・マクドナルドさんの歌声はまさに力強いダイヤモンドの輝きといったところでしょうか!?

画像: 『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』 ©Evgenia Eliseeva

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』

©Evgenia Eliseeva

輝かしいまでに響き渡るソプラノヴォイス。息継ぎを感じさせないロングトーン。高音でも低音でも幅広い音域でも美しく歌える技術が本当に素晴らしいと思います。。

エレガントさがありながらもパワフルさも感じられる歌声は、本当に唯一無二。歌い手としてはもちろん、ミュージカル、オペラに映画と、あらゆる場面でもこなせてしまうアーティストさんはそういないのではないでしょうか。

本編で披露されるオードラ・マクドナルドさんの歌声は、「言葉を大切にする」「伝えるように歌う」そんなビリー・ホリデイならではの特徴が随所で感じられ、なんと言うか、無理に似せようとしていない感じ・・・自然体でいる様子が本当にすごい、と思いました。

ビリー・ホリデイの特徴でもある出だしの発音や、うねりあげるような歌い方。楽器のようなスキャットな予想不能の歌声にジャズならではの即興性が感じられ、ワクワクしてなりません。

↓「What a Little Moonlight Can Do(月光のいたずら)」

ビリー・ホリデイといえば「Strange Fruit(奇妙な果実)」ですが、こちらもぜひ注目して頂きたい曲です・・・。

次回のブログもオードラ・マクドナルドさん特集を予定しています!
ではまたこちらのブログでお会いしましょう。

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』
2023年3月10日(金)より全国順次限定公開!

画像: 『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』 youtu.be

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』

youtu.be

── 愛に飢えても差別に負けない時代のカリスマ、ビリー・ホリデイを知らずして、人に伝わる“歌”は語れない。

史上初! トニー賞®全女優賞部門を6度受賞、アメリカの舞台エンターテイメント界において最多受賞を誇る、ブロードウェイ界の大スターで看板女優、オードラ・マクドナルドの代表作、そしてトニー賞®受賞作品!

ストーリー
時は1959年、舞台はフィラデルフィアのとある寂れたジャズクラブ。これから観客の面前で繰り広げられるのは、死を4ヶ月後に控えたビリー・ホリデイによる最後のパフォーマンスである。本作は、10曲を超える楽曲の数々に、辛辣で時にユーモラスな回想を交えながら、歌姫の姿とその音楽的世界観を魅力的に描き出していく。ニューオーリンズのカフェ・ブラジルで有観客上演された舞台を収録した「レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」。6度のトニー賞に輝くオードラ・マクドナルドがジャズ界の伝説的な歌姫に扮し、歴史に残るパワフルなパフォーマンスを披露する。

トニー賞® 演劇主演女優賞(2014年)オードラ・マクドナルド
トニー賞® 演劇音響デザイン賞(2014年)スティーヴ・キャニオン・ケネディ

上映劇場はこちら!

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2016/ビスタサイズ/90分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版

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