カバー画像:『42nd ストリート』©Brinkhoff/Mogenburg
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
夢の続きを今こそ!
先週13日(金)より、松竹ブロードウェイシネマのアンコール上映が開始しました!
アンコール上映の公開期間は、2021年8月13日(金)〜26日(木)の14日間。劇場は、東京・築地にある東劇です!ミュージカルファンの方もそうではない方も、ぜひこの特別な期間にて本場ブロードウェイの華やかな世界を満喫してみてくださいね♪
松竹ブロードウェイシネマ アンコール上映 全上映作品
『キンキーブーツ』
『シー・ラブズ・ミー』
『ブロードウェイ版 ロミオとジュリエット』
『42ndストリート』
『シラノ・ド・ベルジュラック』
前回のブログでは、『キンキーブーツ』『シー・ラブズ・ミー』『ブロードウェイ版 ロミオとジュリエット』の3作品についてご紹介しました。予告編動画も掲載しているので、予習も兼ねてチェックしてみてくださいね♪
今回ブログは、アンコール上映についての続編!ということで、『42ndストリート』『シラノ・ド・ベルジュラック』の2作品についてご紹介したいと思います。
見どころ紹介
伝説のミュージカル映画『四十二番街』(1933)を舞台化
究極の映像美・映像体験「バークレイ・ショット」は必見!
『42ndストリート』
アカデミー賞にノミネートした大ヒット・ミュージカル映画「四十二番街」(1933)を舞台化したミュージカル『42ndストリート』!全米最高峰のミュージカル賞 トニー賞を受賞した作品です。
ストーリーの舞台はアメリカ。大恐慌の中で心身ボロボロに弱っていた演出家のジュリアン・マーシュ(トム・リスター)は、新作ミュージカルの制作に全力投球していた。その最中、主演女優のドロシー・ブロック(ボニー・ラングフォード)が怪我をしてしまい、その代役に群舞の中の1人だったペギー・ソイヤー(クレア・ハルス)が選ばれた。果たして厳しい世界でジュリアンとペギーは無事に成功を収めることが出来るのか──!?
田舎から出てきた少女の奮闘や奇跡を描いた本作。過去のブログ でも何度かお話しをしていますが、少女がスターダムに駆け上がるサクセス・ストーリーは私の大好きなジャンルの一つです(*^^*)♪笑
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、本作のプロデューサーは『キンキーブーツ 』や『パリのアメリカ人』など数々の名作を手がけた名プロデューサー ショーン・オースティンさんが務めているのです!(す、すごい!)
ミュージカル『42ndストリート』は2017〜2019年の公演を映像化したもの。圧巻のタップダンスや豪華絢爛のステージの中でも、特に私が注目しているシーンが「バークレイショット」です!
円を描く大人数のダンサーを真上から見下ろして万華鏡のような映像を作るもので、映画「四十二番街」(1933)の振付を務めた伝説の振付師 バスビー・バークレー氏が生み出した振り付けです。この演出は、多くのミュージカル映画でも採用されるほど注目を集めました。
映像化されたミュージカルでは、このバークレイショットをより観客の目に留めることができるようにと、傾けた鏡を使って撮影することで新しい映像体験が可能となっています。このミュージカル体験も松竹ブロードウェイシネマならでは!の醍醐味ですね。
予告編動画の10秒前後に一瞬だけ映っていますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
また、本作のキャッチコピーが素敵すぎるのでここでご紹介します!今のこの時代にこそ大切にしておきたい言葉ですね…!
── どんな時でも笑っていようー。いつか良い時が来るから。
『42ndストリート』キャッチコピー
アカデミー賞・トニー賞W受賞!映画界・演劇界を制覇したケヴィン・クライン主演
123年語り継がれた奇跡の舞台
『シラノ・ド・ベルジュラック』
アカデミー賞とトニー賞に輝くケヴィン・クライン主演×トニー賞受賞作品「NINE」の奇才デヴィッド・ルヴォー監督が演出を手がけた舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』!17世紀のフランスに実在した作家 シラノ・ド・ベルジュラックの悲恋を描いた、フランスの劇作家エドモン・ロスタンの戯曲で、1897年のパリ初演以降世界中で上演されている有名な作品です。
本作は、ブロードウェイ再演版として2007年にリチャード・ロジャース劇場で上演されたものです。
ストーリーの舞台は17世紀のパリ。剣術の達人であるシラノ(ケヴィン・クライン)は気が強く美しいロクサーヌ(ジェニファー・ガーナー)に恋心を抱いているが、自分の見た目に自信が持てず告白することが出来ない。そのとき、ロクサーヌが友人のクリスチャン(ダニエル・サンジャタ)を慕っていることを知り、美青年ではあるが勘がにぶいクリスチャンの代行で、ロクサーヌへラブレターを書き続ける。そして、とうとう本当のことがロクサーヌへ伝わってしまう…。
ケヴィン・クラインは、映画「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(1988)でアカデミー助演男優賞を受賞し、トニー賞はなんと3度受賞している名俳優!最近では、「美女と野獣」(2017)にてベルのお父さん役を演じたことで話題となりましたね。
ヒロインのロクサーヌを演じたジェニファー・ガーナーも3大ジェニファー(ジェニファー・アニストン/ジェニファー・ロペス/ジェニファー・ガーナー)の一人として大人気のハリウッド女優さんですよね!人気アメコミの映画化「デアデビル」(2003)や「エレクトラ」(2005)、「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013)などに出演しています。
そんなビッグなお二人が出演する『シラノ・ド・ベルジュラック』にて注目したいのが、美しい言葉の数々!前述の通り、主人公シラノが友人の代わりにロクサーヌへ綴るラブレターには、“最愛の人だからこそ支えてあげたい”という直向きな想いが溢れています。
日本語翻訳は、ミュージカル版『ロミオとジュリエット』の翻訳を務めた岩辺いずみさんが手がけています。ぜひ“言葉が持つ力”に注目して、その世界にどっぶりと浸ってみてくださいね♪
いかがでしたでしょうか?
松竹ブロードウェイシネマだからこそ実現できるミュージカル・舞台体験。今回のアンコール上映の機会にぜひご堪能してみてくださいね(*^^*)♪
上映日程は作品によって異なるため、公式ホームページの情報も併せてご確認ください。
ではまた次回お会いしましょう!
松竹ブロードウェイシネマ アンコール上映詳細について
上映期間:2021年8月13日(金)〜26日(木)
上映劇場:東劇(東京都中央区築地4-1-1)
アクセス:東京メトロ『東銀座駅』6番出口より徒歩1分
配給:松竹
ⒸBroadwayHD/松竹
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