こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は、『プレゼント・ラフター』にて主演を務めた名優ケヴィン・クラインさんについてお話。映画出演についてお届けした前編に続き、後編では舞台への出演や『プレゼント・ラフター』での見どころについて注目します!
カバー画像:『プレゼント・ラフター』より ⒸSara Krulwich

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

コミカルな役からシリアルな作品まで幅広くこなす名優

ケヴィン・クラインさんについてのお話。後編もいってみましょう〜!

画像: 『プレゼント・ラフター』 ⒸSara Krulwich

『プレゼント・ラフター』

ⒸSara Krulwich

舞台俳優としてキャリアをスタートしたケヴィン・クラインさん。劇団「アクティング・カンパニー」に所属し、アメリカ各地でシェイクスピアなどの舞台に立ち、オフ・ブロードウェイやブロードウェイなど多方面にてご活躍をされました。

人気と実力を兼ね備えるケヴィン・クラインさんですが、トニー賞にはなんと過去3度受賞されています!!

ケヴィン・クラインさん トニー賞受賞歴一覧

1978年『オン・ザ・トゥエンティエス・センチュリー』…ミュージカル助演男優賞受賞
1981年『ザ・パイレーツ・オブ・ペンザンス』…ミュージカル主演男優賞受賞
2017年『プレゼント・ラフター』…演劇主演男優賞受賞

素晴らしいご経歴ですよね…。ちなみに『ザ・パイレーツ・オブ・ペンザンス』に関しては、映画版でも同じ役柄を演じ話題となり、2004年にはシェイクスピアの『ヘンリー四世(ヘンリー・フォース)』にてトニー賞演劇主演男優賞にノミネートも果たしています。

また、アメリカの役者さん史上初めて「ギールグッド賞」を受賞する他、「セントルイス・ウォーク・オブ・フェーム」への殿堂入りを成し遂げ、「ルシル・ローテル生涯功労賞」を受賞するなど、数々のアワードをお持ちでいらっしゃいます…!

そんなキング・オブ・アクターであるケヴィン・クラインさん主演のトニー賞受賞作品『プレゼント・ラフター』がこの度松竹ブロードウェイシネマより、日本の映画館にて上映されます!!

2022年3月11日(金)から公開です!! ぜひぜひお見逃しなく!!

ここで本作での見どころについてお話したいと思います(*^^*)

見どころ1:ダンディーで紳士的なルックス

ケヴィン・クラインさんが演じる主人公ギャリーは大人気のミドルエイジの喜劇役者。原作者ノエル・カワード氏とも見てとれる姿はダンディーでとてもカッコ良いです…。ガウンやジャケットを着こなす姿はまさに英国紳士、ジェントルマンですね。

見どころ2:136分間続くウィットに富んだ返し

そんな魅力的すぎるギャリーの元に一風変わった人々がたくさん集まってきてしまうのですが、ギャリーは困った様子を見せながらも一人一人と向き合い、状況をどうにか打破しようと必死に立ち向かいます。

人に優しいギャリーは相手をなるべく傷つけないよう、ありとあらゆるユーモアな(?)発想で事態を解決しようとするのですが、それが余計に人々を引き寄せ混乱を招いてしまう…。ギャリーを中心に畳み掛けるような笑いを展開するのが、本作の見どころだと私は思います(*^^*)

見どころ3:予測不能な動き

着こなしはもちろんですが、予測不能且つダイナミックな動きもとても魅力的。ケヴィン・クラインさんのアドリブなのか?演出なのか? コミカルな動きに、ギャリーのバイタリティの高さが感じられます。舞台という限られたスペースの中、大胆に大きく動いているのが印象的でした。ぜひ劇場ににてこちらも注目してみてくださいね♪

ではまた次回お会いしましょう!

プレゼント・ラフター
2022年3月11日(金)全国順次限定公開

画像: 松竹ブロードウェイシネマ「プレゼント・ラフター」 youtu.be

松竹ブロードウェイシネマ「プレゼント・ラフター」

youtu.be

──人間は、いくつになっても恋をする。 役者魂、ここにあり。

ケヴィン・クライン、トニー賞演劇主演男優賞受賞作品!そして『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズ、待望のブロードウェイ・デヴュー作!

<ストーリー>

“お相手の本音、おしえますー。” ブロードウェイが熱狂した恋愛アカデミー⁉

舞台は1900年代前半、『キンキーブーツ』誕生の地イギリス・ロンドン。主人公ギャリーはミドルエイジの大人気喜劇役者。腐れ縁の(元?)妻、自分の事を親よりも知っている秘書、恋仲の女流作家と、ギャリーに好意を持つ男性作家に若い女性―。今日も個性的な面々に囲まれながら、本心を言い出せないギャリー。果たして、ギャリーは最後まで“プレゼント・ラフター(今の笑い)”を演じきることが出来るのか!?

配給:松竹
©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/ビスタサイズ/136分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版

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