こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! いよいよ明日『プレゼント・ラフター』が公開されます! 前編にてお届けした日本と海外の笑いの違いや特徴を踏まえ、本作のコメディについてお話ししたいと思います。
カバー画像: ⒸSara Krulwich

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

鮮やかなジョークと直球な笑いのハイブリッド

画像: ⒸSara Krulwich
ⒸSara Krulwich

『プレゼント・ラフター』のコメディについて紐解くべく、まずは前編にて日本と海外の〝笑い〟の違いや特徴についてお話ししました。

それぞれの特徴には〝味わい〟があり、洋画や邦画でも違いがあるようで、なんだか奥が深そうですよね。

過去のブログで『プレゼント・ラフター』の魅力について「シット・コム的な要素がたくさん散りばめられている」とお伝えしました。具体的にはこのような特徴が挙げられるのでは、と思います。

〜『プレゼント・ラフター』 のコメディについて〜

  • 話の食い違いや三角関係などが生む笑い
  • 個性が強いキャラクターたちに振り回される主人公
  • ジョークやウィットに富んだ内容がスピーディに展開される

これらの特徴を見てみると、なんだか前編にてお話した日本と海外、両者の笑いの特徴が含まれているようにも思えます。

主人公ギャリーを中心にドタバタコメディが巻き起こるのですが、ウィットに富んだ弾丸ジョークは海外ならではのユーモアさが感じられますし、俳優たちによる大胆で機敏な動きには日本のお笑いのような直球さも感じられます…。

つまり! 本作は本場ブロードウェイ作品ではありますが、日本人にとっても親しみやすいコメディ作品になっているのでは、と私は思います。

日本と海外のコメディの共通点として〝笑いを引き出すこと〟が挙げられるかと思います。面白い発言や動きをすることで、観客の笑いを引き出すことには両者も変わりありません。

『プレゼント・ラフター』では、そんな笑いを引き出すためのもう一つの特徴として、絶妙な〝間合い〟があると思います。言葉を介さずに出演者たちが笑いを引き出すその場の空気感によって、キャストと観客の間に仲間意識が生まれるような感覚がして、それがなんとも笑わずにはいられないのです!

この感覚は見ていただくのが一番伝わると思いますので、ぜひぜひ劇場でお楽しみいただければと思います(*^^*)

ニューヨーク・ブロードウェイの『プレゼント・ラフター』を訪れたスターたち
『プレゼント・ラフター』ブロードウェイ版公式Instagram @laughteronbway より

ではまた次回お会いしましょう〜!

プレゼント・ラフター
2022年3月11日(金)全国順次限定公開

画像: 松竹ブロードウェイシネマ「プレゼント・ラフター」 youtu.be

松竹ブロードウェイシネマ「プレゼント・ラフター」

youtu.be

──人間は、いくつになっても恋をする。 役者魂、ここにあり。

ケヴィン・クライン、トニー賞演劇主演男優賞受賞作品!そして『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズ、待望のブロードウェイ・デヴュー作!

<ストーリー>

“お相手の本音、おしえますー。” ブロードウェイが熱狂した恋愛アカデミー⁉

舞台は1900年代前半、『キンキーブーツ』誕生の地イギリス・ロンドン。主人公ギャリーはミドルエイジの大人気喜劇役者。腐れ縁の(元?)妻、自分の事を親よりも知っている秘書、恋仲の女流作家と、ギャリーに好意を持つ男性作家に若い女性―。今日も個性的な面々に囲まれながら、本心を言い出せないギャリー。果たして、ギャリーは最後まで“プレゼント・ラフター(今の笑い)”を演じきることが出来るのか!?

配給:松竹
©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/ビスタサイズ/136分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版

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