カバー画像:『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』より ⒸMarc Brenner
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
今年の夏は、『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』で心をホットに!
今夏公開のミュージカル『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』についての感想や見どころをお届け。後編では、心温まるストーリーについて注目します。
【ポイント1】仲間を思いやる気持ち
物語でポイントとなるのは〝仲間への思いやり〟です。仲間を見捨てない気持ちや、お互いに助け合いながら生きる姿勢など、生きとし生けるものすべてに本来あるべき共存の姿に共感しました。仲間に対してどんなことができるか。とても考えさせられます。
【ポイント2】故郷への想い
動物たちは、物語の中で旅に出ます。新しい景色や目新しいものに遭遇し、喜びでいっぱいになるものの、やはり故郷が恋しくなるもの。温かい巣穴、お気に入りの食べ物。日常の暮らしの小さな幸せがどれだけ尊いものなのか! 改めて気付かされます。
【ポイント3】傲慢と偏見を改める気持ち
物語のキーマンとなるのは、ヒキガエルのミスター・トード! 彼を中心にいろんなことが巻き起こるなのですが、彼の行動の裏側にはどんな感情があるのか考えさせられます。傲慢や偏見などを改めようとする姿勢に、人間の世界でもまったく同じことが言える、と気付かされます。
ミュージカル『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』は、エンターテイメントとしての楽しさだけではなく、動物たちの冒険を通じて、他者と共存することの大切さや本来あるべき平和の姿について考えさせられました。鑑賞後、心地良い満足感と共に自分の心の中で気持ちの変化が感じられました。
そして何より、最も感じたことは「何度でも見たい!」ということ。ぜひ劇場にてゆかいな動物たちが繰り広げる豪華なステージを、思いっきりお楽しみください(*^^*)♪
ではまた次回お会いしましょう〜!
ザ・ウィローズ The Wind in the Willows
2022年7月8日(金)より全国限定公開
── みんなといっしょなら、こわくない! いつか、夢をかなえよう!
オリンピック開会式の映像監督と「オズの魔法使い」芸術監督・「不思議の国のアリス」演出家が放つ、大人気の英国ミュージカル! ゆかいな仲間たちが、“猛スピード”でお届けします!
<作品概要>
イギリスを代表する作家、ケネス・グレーアムの世界的に大人気児童文学作品、待望のミュージカル化!『メリー・ポピンズ』の脚本家と音楽家による、エンターテイメント界屈指のクリエイター書きおろし作!
<ストーリー>
破天荒なミスター・トードの屋敷に、チーフ・ウィーズルとギャングたちが襲い掛かる。果たして、ミスター・トード、モール、ラッティー、バジャーとミセス・オッターは、この危機を乗り越えられるのか!? 沢山の動物たちが繰り広げる、冒険と夢の物語。「仲間」たちも加わり、スリリングな旅が待ち受けている。さあ、あなたも、スーパーカーに飛び乗り、一緒に出掛けよう!
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈英国/2017/ビスタサイズ/131分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版