カバー画像:『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』より ⒸMarc Brenner
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
私は、ミスター・トードが羨ましいっ!
ミュージカル『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』にてミスター・トード役を演じたルーファス・ハウンドさんについてのお話。
前編にて、これまでのご経歴や過去に演じた作品についてお話ししました。後編では、ルーファス・ハウンドさんが演じたミスター・トードとは一体どんなキャラクターなのか、注目したいと思います。
寂しがり屋のお金持ちだけど…?
ヒキガエルのミスター・トードは『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』の物語の中心的存在です。お屋敷を持つほどのお金持ちで、無類の乗り物好き。自分の野望のためならどこまでも突き進む!という破天荒ぶりがなんとも強烈で、とてもインパクトのあるキャラクターです。
ありとあらゆるトラブルを巻き起こし、仲間たちもヘトヘト…(笑)ミスター・トードの強い野望とブレない精神には驚きです。しかし、これだけ自分のやりたいことに対して素直でまっすぐな彼に、うらやましささえ覚えました。
また、一見とても目立ちたがり屋さんのように見えますが、本当は人一倍寂しがり屋なのかも…。
ミスター・トードの「野望」と「選択」、そして「心情の変化」はとても見どころなので、ぜひ注目してみてくださいね♪
ド派手なステージは忘れられない景色へと変わる
ルーファス・ハウンドさんが演じるミスター・トードのステージパフォーマンスですが、どのシーンもとにかく素晴らしく、一目見る度に思い出深いステージになること間違いなしです! 歌・ダンスはもちろん、ユニークな表情も素晴らしく、見応えのあるものばかりです。表情の豊かさを感じられるのは、松竹ブロードウェイシネマだからこそ!とも思います。
ミスター・トードは本当にトラブルメイカーなのですが、物語が進んでいくうちになんだか段々とどうしても憎めない…! 応援したくなる、愛くるしい存在へと変化していくのが私の中で印象的でした。
それはきっとキャラクター性だけではなく、ルーファス・ハウンドさんのユーモアたっぷりのパフォーマンスが大きく影響しているのでは、とも思います。
まさにハマり役! 嬉々として破天荒なヒキガエルを演じる様は見ていてとても気持ちが良く、本作の疾走感はまさにこのミスター・トードから巻き起こっているに違いないでしょう。
ぜひ劇場で、ミスター・トードに思い切り振り回されてみてはいかがでしょうか?(*^^*) 体験したことのない爽快感が待っていますよ!!
ではまた次回、お会いしましょう〜!
ザ・ウィローズ The Wind in the Willows
2022年7月8日(金)より全国限定公開
── みんなといっしょなら、こわくない! いつか、夢をかなえよう!
オリンピック開会式の映像監督と「オズの魔法使い」芸術監督・「不思議の国のアリス」演出家が放つ、大人気の英国ミュージカル! ゆかいな仲間たちが、“猛スピード”でお届けします!
<作品概要>
イギリスを代表する作家、ケネス・グレーアムの世界的に大人気児童文学作品、待望のミュージカル化!『メリー・ポピンズ』の脚本家と音楽家による、エンターテイメント界屈指のクリエイター書きおろし作!
<ストーリー>
破天荒なミスター・トードの屋敷に、チーフ・ウィーズルとギャングたちが襲い掛かる。果たして、ミスター・トード、モール、ラッティー、バジャーとミセス・オッターは、この危機を乗り越えられるのか!? 沢山の動物たちが繰り広げる、冒険と夢の物語。「仲間」たちも加わり、スリリングな旅が待ち受けている。さあ、あなたも、スーパーカーに飛び乗り、一緒に出掛けよう!
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈英国/2017/ビスタサイズ/131分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版