カバー画像:『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』より ⒸMarc Brenner
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
暑い夏は『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』で涼んで♪
毎日なんだか蒸し暑いですね〜。
最近手持ちのミニ扇風機がマイブームな私(笑)お風呂上がりや在宅ワーク中など、暑いと感じたときに手軽に使えて結構涼しくなるので日々愛用しています。なぜ今まで使わなかったんだろう…?と思うくらいです。この夏は大活躍してくれそうです♪
先日沖縄地方では梅雨明けしたとのことで、早くも今年も暑い夏がやってくる予感がしますね!
ぜひ暑い夏には『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』がオススメです。移りゆく四季と、疾走感のあるストーリーは納涼にピッタリですよ(*^^*)
ファンタジーな動物たちの世界は人間社会の縮図のよう?
『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』の公開までいよいよあとわずか…!
先日SCREENコラムがアップされました。とても味わい深い内容となっていますので、公開前の予習はもちろん、観劇後の復習にもオススメです!! ぜひチェックしてみてくださいね♪
イギリス・ウエストエンド発のミュージカルということで、作品には何かと〝イギリスらしさ〟が滲み出ている本作。
衣装に表れているトラッドスタイル(英国紳士らしさ)や、ストーリーを盛り上げる疾走感のある楽曲、立体感のあるおしゃれな舞台美術など見どころがたくさんです!
もうひとつ注目していただきたいのが、動物たちの関係性。
本作にはいろんな動物が登場するのですが、彼らの関わり合いはまるで人間社会そのものを映しているようにも見えます。そこにはイギリスの階級社会もあるような気も…? 今回はここに注目していきます。
イギリスの階級社会について
中世頃より、イギリスには大きく分けて、貴族・地主などの「上流階級」、医者・弁護士などの「中流階級」、労働に従事する「労働階級」の3つの階級が存在します。
この階級によって、通う学校や読む新聞、言葉の遣い(話し方など)などが異なり、将来就ける職業が限られることも・・。差別的な習慣ではありますが、イギリスの社会を知るには欠かせない要素でもあるようです。
現代では、2013年にはBBC(英国放送協会)による研究調査により改めて7つに分けた階級制度が発表され、新しいかたちが再形成されています。
日本人には少し馴染みがあまりないような制度ですが、映画や海外ドラマ(それこそ「ダウントン・アビー」など)でその違いや存在を知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
続きは後編で!
ザ・ウィローズ The Wind in the Willows
2022年7月8日(金)より全国限定公開
── みんなといっしょなら、こわくない! いつか、夢をかなえよう!
オリンピック開会式の映像監督と「オズの魔法使い」芸術監督・「不思議の国のアリス」演出家が放つ、大人気の英国ミュージカル! ゆかいな仲間たちが、“猛スピード”でお届けします!
<作品概要>
イギリスを代表する作家、ケネス・グレーアムの世界的に大人気児童文学作品、待望のミュージカル化!『メリー・ポピンズ』の脚本家と音楽家による、エンターテイメント界屈指のクリエイター書きおろし作!
<ストーリー>
破天荒なミスター・トードの屋敷に、チーフ・ウィーズルとギャングたちが襲い掛かる。果たして、ミスター・トード、モール、ラッティー、バジャーとミセス・オッターは、この危機を乗り越えられるのか!? 沢山の動物たちが繰り広げる、冒険と夢の物語。「仲間」たちも加わり、スリリングな旅が待ち受けている。さあ、あなたも、スーパーカーに飛び乗り、一緒に出掛けよう!
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈英国/2017/ビスタサイズ/131分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版