音楽の心髄に迫るマルチなアーティスト「物語る音楽」
音楽界には、色々なバックグラウンドを持っている人たちがいます。そんな中、モーリー・イェストン氏は異彩を放っています。イェール大学で音楽史の博士号を取得、教壇にも立っていた経歴があります。彼の音楽の最大の魅力は、クラッシック音楽から他のジャンルまでカテゴリーに囚われず、自由自裁に楽曲の中へ取り入れている点ではないでしょうか。その様々な経験と知識そして音楽性は、たくさんのアーティストへも影響を及ぼしています。もう一つの彼の音楽的な特徴は「物語る音楽」と言われています。ストーリー表面に沿う音譜での楽曲ではなく、そのキャラクターの内なるフィーリングを読み取り、それらを音楽で表現することで、オーディエンスを物語の内部へ誘います!
ODS映画「タイタニック」についてー。
”映画が舞台にもたらす次元には、本当に驚きました!” by モーリー・イェストン
モーリー・イェストン氏は本作「タイタニック」について、"あんなにも悲惨な事故なのに、なぜ「タイタニック」の悲劇が人の心に響くのかを考えていました。沈まない船があれば、沢山の人々の命を救えたのでは、と試行錯誤したと思います。そこで「前向きな姿勢で夢を見たという物語」ーわたしはそこに注目しました。"と語ります。ここに、モーリー・イェストンはスポットライトを当てたということではないでしょうか。そして、撮影されたミュージカル舞台である本作「タイタニック」を、映画館で鑑賞することについて、"本当に素晴らしい映画だよ!6台のカメラで撮影しているんだ!告白するけど、映画が舞台にもたらす次元には、本当に驚きました!"と大絶賛しています。下記のモーリー・イェストン氏が本作「タイタニック」について熱く語るインタビュー動画もご覧いただけると幸いです!
Legendary musicals composer Maury Yeston (Titanic, Nine, Phantom) interviewed by David Serero (2023)
伝説のミュージカル作曲家モーリー・イェストン(「タイタニック」、「ナイン」、「ファントム」)のデヴィッド・セレロによるインタビュー(2023年)【YouTube内・手動設定対応の自動翻訳付き】
Titanic The Musical | New Trailer 「タイタニック」オリジナル予告編
www.youtube.com圧倒的な才能と音楽というマジック!
その華麗なるキャリア、受賞とノミネート含め、20賞以上!
モーリー・イェストン氏がミュージカル楽曲を制作した「ナイン」(1982年)と「タイタニック」(1997年)は、それぞれ、世界の演劇ミュージカル最高峰である米国のトニー賞受賞を果たしています。映画版『ナイン』(2010年公開)の音楽も担当しました。誰もが納得できる完璧な出来栄えではないでしょうか!彼の国際的な舞台での活躍は皆さんもご存知かと思います。その中でもミュージカル「ファントム」の楽曲は、美しいメロディに乗せて迸るような感情が溢れて来るかのごとく、日本でも愛されています。モーリー・イェストン氏の名作の数々は、トニー賞をはじめ、アカデミー賞・グラミー賞・ゴールデングローブ賞・ドラマデスク賞など、受賞とノミネートを含めると、その数何と20賞以上です!

「タイタニック」(「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」)

「タイタニック」(「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」)

「タイタニック」(「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」)

「タイタニック」(「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」)
日本文化の影響と国内での交流
モーリー・イェストン氏の情緒豊かさは止まるところを知らず、ミュージカル『ISSA in Paris』では日本の俳句にインスパイアをされているそうです!そして、日本の才能溢れる歌劇団や俳優たちとのコラボレーションも「お目が高い!」とうなってしまいます。日本版ミュージカル「ファントム」では、2004年から宝塚歌劇団が上演しており成功をおさめています。そして、日本版ミュージカル「ファントム」は、俳優の城田優さんが2014年から出演・2019年/2023年に出演/演出を務めたこともあり、作品も大絶賛をされています。城田優さんは日本版ミュージカル「ナイン」へもご出演されていて、同じように人気作品になっています。俳優の加藤和樹さんもこの「ファントム」へご出演(2023年)、その前には日本版ミュージカル「タイタニック」にもご出演しており、どちらもとても高い評価を得ています。このような素晴らしい日本の歌劇団と俳優の方々とイェストン氏が芸術を創ってくれるのは、国内のオーディエンスにとっても、嬉しい限りではないでしょうか!(歌劇団名と各俳優氏名は、「ファントム」上演年順での記載)
大御所のモーリー・イェストンが奏でる「タイタニック」!
ミュージカル「タイタニック」と言えば、音楽家モーリー・イェストンですが、今年、日本で公演された「生誕80周年記念コンサート」もとても盛り上がっていましたね!ご一読をいただき、ありがとうございました!
「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」公開情報
この度もご一読いただき、ありがとうございました!モーリー・イェストンや「音楽と舞台の関係」を考えながら、本シーズンをお楽しみいただけると嬉しいです。下記が各公開情報となります!
❖第1弾(10/31公開):
恋と冒険が繰り広げられるミュージカル・ラブコメの最高傑作『エニシング・ゴーズ』
❖第2弾(11/14公開):
アメリカ演劇の巨匠・ポーラ・フォーゲル渾身の原作&脚本『インディセント』
❖第3弾(11/28公開):
巨匠モーリー・イェストンが奏でる美しく壮大な音楽と史実に基づいた『タイタニック』
*1週間限定全国順次限定公開!(※東劇のみ2週間限定上映)
- 「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」予告編
youtu.be~ What's 松竹ブロードウェイシネマ?~
現代の舞台の本場はやはりアメリカ・ニューヨークのブロードウェイ。でも、そう簡単にニューヨークへ足を運ぶ事はなかなか難しい。そこで、お手頃な価格でゆったりと本場ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館でお楽しみ頂きたい──。そんなコンセプトから誕生したのが、「松竹ブロードウェイシネマ」。
松竹は映画や歌舞伎・演劇、その他沢山のエンターテイメントを扱っている、言ってみれば「総合芸術」な会社。だから映画と舞台の融合だって不思議じゃない。日本映画界史上初で、ブロードウェイの舞台を松竹が“映画館”から皆様へ、《最高な形》でお届けします!
■シーズンタイトル:「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」
配給:松竹
写真クレジット:
「エニシング・ゴーズ」ⒸTristram Kenton
「インディセント」ⒸCarol Rosegg
「タイタニック」ⒸPamela Raith
作品クレジット:©BroadwayHD/松竹
❑公式インスタグラム
https://www.instagram.com/shochikucinema/
❑公式フェイスブック
https://www.facebook.com/ShochikuBroadwayCinema
❑公式X
https://x.com/sbroadwaycinema







![画像: 左からモーリー・イェストン、城田優。 [画像ギャラリー 2/3] - ステージナタリー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783561/rc/2025/11/19/498cb3f44d5ee274b11694414ace463b73b9c971.jpg)





