カバー画像：『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より©Rick O'Brien
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
顔が痛くなってからが冬！
先週あたりから、朝晩の気温がグッと下がるようになり、布団から出るのがますますつらくなってきましたね…。外に出ると寒さで顔が痛い！ 寒いのは苦手ですが「顔が痛くなってからが冬」と思っている私は、ようやく冬を感じているところです。
そして先週からは大雪の地域も多く、生活に支障が出ているところもあると聞きます。みなさまどうかご安全に…。
…ところで、大学入試の共通テスト（私の時はセンター試験でした）の時には、毎年雪が降りますよね…？ 不思議に思って少し調べたのですが、どうやら天気に関して「特異日」というものがあるそうです。
「特異日」とは｜特定の天気が現れる割合が、その前後の日と比べてとても多かった日のこと
例えば昨日、1月16日は晴れの特異日だったそうです。ということは、共通テストの日は雪の特異日か？と思いましたが、そうではないようで。というのも、共通テストの日程はその年によってバラツキがあるため、特異日とはいえないのだとか。
ちなみに、次の特異日は3月14日、晴れの特異日だそうです。もし覚えていたら、本当に晴れるのかチェックしてみてください！
ピアノは楽器の王様
さて、私が最近知った言葉で「特異日」の他にもうひとつ「ピアノは楽器の王様」という言葉があります。これは！『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』にも関係する話題ではないか！ということで、このように言われる理由を探ってみました。
音域・音色・音量の幅
ピアノが楽器の王様と言われる最大の理由はこれではないでしょうか。
まず音域。ピアノの原型と言われる「チェンバロ コル ピアノ エ フォルテ」は4オクターブしかなかったものの、現在のピアノは7オクターブ＋3鍵もあり、広い音域を出すことができます、これは、オーケストラで出せる音域と同じと言われています。……ピアノだけでオーケストラができますね!?
次に音色。これはペダルによって様々な音色を出すことができる、というお話です。ピアノには3つのペダルがついていますよね。ピアノを弾いたことがない人（私も）からすると、いつ使うんだろう…？と思うのですが、きちんと3つそれぞれで役割があります。
右のペダルは音を伸ばす効果があり、踏むと広がるような豊かな響きを出すことができます。左のペダルは逆に響きを弱め、柔らかくする効果があります。
そして真ん中のペダルは、グランドピアノとアップライトピアノで役割が異なります。グランドピアノでは、ペダルを踏んでいた時の音のみ伸ばす、という効果があります。一方アップライトピアノでは、全体の音量をかなり小さくする効果があります。
ピアノ未経験者からは分かりにくいですが、演奏する時に足も使って、さまざまな音色を表現していたんですね。
そして最後にピアノの音量。これは「チェンバロ コル ピアノ エ フォルテ」が誕生した背景にも関係がありますね。チェンバロという楽器よりも音の強弱を表現したい、と。確かにピアノって、強くグッと鍵盤を押すと大きな音が鳴り、そーっと鍵盤を押すと小さい音が鳴りますよね。
ここまで、ピアノという楽器の表現の幅についてお話ししてきましたが、実はピアノの音色や音量について、私には思い出がありまして…。
中学の時、全校合唱のピアノ伴奏者のオーディションを覗いていた時に、音楽の先生が「音の粒を揃えて」とフィードバックしていたんです。当時の私は「音に…粒が……？」と全く意味がわからなかったのですが、きっとそれは「音量や音色を揃えて、なめらかに演奏して」という意味だったんですね。
つくづくピアノという楽器は奥が深いなあと思うとともに、ここまでさまざまな表現ができる楽器はピアノの他にあるのか…？と「ピアノは楽器の王様」という言葉への信憑性も高くなってきた気がします！
しかしこの他にもまだ理由があるようなので、それはまた次回お話ししますね！
松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日（金）より公開
『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日（金）より全国順次限定公開！
『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編
youtu.beニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大絶賛！
全世界200都市200万人が熱狂した、音楽ドラマ・エンターテイメント！
ストーリー
強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。
成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり！
『ピアノ』（原題：2 Pianos 4 Hands）は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。
（2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより）
配給：松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版
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