カバー画像:『ホリデイ・イン』より©️Joan Marcus
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
日本の夏には花火!
暑い!!!
毎日毎日、うだるような酷暑が続きますが……。みなさんお元気ですか…?
暑い夏の日にピッタリなものと言えば、みずみずしい夏野菜、つるんと喉越しの良いそうめん、キンキンに冷えたビール……。
…も、そうですが、なんといっても花火だと思います!
私は子供の頃から、手持ち花火といえば線香花火しかしない子だったのですが、打ち上げ花火には毎年魅了されてきました!
ちなみに1番好きなのは冠菊(かむろぎく)※という打ち上げ花火です。
※橙色が多く、大きく大きく開いて、地面までシュワァァと降ってくる、アレです。好きな方も多いのではないでしょうか?
今年は隅田川花火大会や天神祭など、4年ぶりに開催される花火大会も多くあるそうです。
熱中症には十分気をつけながら、久しぶりにおっきい花火、観に行きたいですね…!
さて、前回は『ホリデイ・イン』の原作『スイング・ホテル』の魅力についてご紹介しました。
後から気づいたのですが、実はその中にも「花火」が登場していました!
後編でご紹介した「ファイヤークラッカー・ダンス」の「firecracker(ファイヤークラッカー)」は「爆竹、かんしゃく玉」という意味でした。
かんしゃく玉ってみなさんご存知ですか?
癇癪玉(かんしゃくだま)は花火の一種であり、火薬を利用して大きな音を立てて遊ぶための玩具。
かんしゃく玉って、花火の一種なんですね!? 初めて知った時には少し驚きました(笑)。舞台でも花火を使用した特殊効果を出すものなんだなあと……。
ということで今回は、「ファイヤークラッカー・ダンス」にちなみ、夏でもありますし、「花火」にまつわるお話ができればと思います。
日本の夏の風物詩「花火」
日本の花火の特徴
やはり花火、特に打ち上げ花火といえば日本の夏の風物詩ですよね! 日本の打ち上げ花火は、実は海外の花火にはない特徴があることをご存知でしたか?
例えば……
- 花火の玉の形が球体
- 打ち上がったら、大きく球形に広がる
- 一重の円ではなく、何重にも重なった同求心を描く(お花のようにふわっと広がりますよね)
- 火薬の色が途中で変化することがある
など。
みなさんが「これぞ打ち上げ花火!」と思っている花火は、実は日本特有の特徴を持っているのです。
海外の花火の特徴
では、逆に海外の花火ってどんなものか、頭に思い浮かべることはできますか?
例えば、ニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンは、みなさん一度はテレビなどでも見たことがあるかもしれません。
海外の花火は……
- 花火の玉が円筒状のものが多い
- 打ち上がったら、一方向(下から上)に開く(クラッカーのような形、多いですよね)
- 色の変化はない
もちろん海外にも、日本の花火のようにまあるく開くものはありますが、どちらかというと、お誕生日パーティーのクラッカーのような花火が多いみたいです。
さらに、日本と海外では花火をあげる「時期」や「こめる意味」も異なるようなのですが…。
このお話はまた次回…!
松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』2023年10月6日(金)公開
『ホリデイ・イン』
2023年10月6日(金)より全国順次限定公開!
努力は絶対に裏切らない、サクセス&ラブ・ストーリー!
夢をとるか、愛する人を選ぶか、ジム、リンダ、テッドの恋の行方はいかに!?
ストーリー
舞台俳優のジムは、アメリカのショービジネスを引退し、エンターテイメントの街からコネチカット州の農場への移住を決意する。以前の生活とは一変しているところに、多才で活動的な農場の元オーナーの娘であるリンダと出会う。
そこで、農場の家をホテルに改築し、感謝祭、独立記念日、バレンタインデー、クリスマスなど、祝い事の度にショーを披露することを思いつき、ゴージャスな催し物を展開していく。
やがて、ジムとリンダの間に特別な感情が芽生えるが、ジムの親友であるテッドが現れ、テッドのダンスパートナーとして、リンダへハリウッド行きの話を持ち掛けてしまう。
「愛」と「夢」の選択、果たしてどちらが選ばれるのか!?
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/16:9/122分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版