こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回は、『ホリデイ・イン』で多くの楽曲が使用されている、音楽家アーヴィング・バーリンさんの名曲の数々についてお話しします。
カバー画像:ⒸJenny Anderson

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

前回のブログはこちら

前回はアメリカを代表する音楽家アーヴィング・バーリンさんが、どのように音楽家としての歩みを始めたかについてお話ししました。

彼は生涯、楽譜は読めずピアノも弾けず…実は歌もそこまで上手な方ではなかった…ことが驚きでしたね…! しかし、ご存知の方も多いように、彼はこれまでに多くの名曲を残しています。

今回は、アーヴィング・バーリンさんの名曲をいくつかご紹介していきます。

音楽家アーヴィング・バーリンが残した名曲の数々

「ホワイト・クリスマス」

画像1: ホワイト クリスマス open.spotify.com

ホワイト クリスマス

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この曲は1940年に作詞・作曲されたと言われています。今から80年以上も前に生まれた曲なんですね。最も有名なのは、ビング・クロスビーが映画『スイング・ホテルで歌ったバージョンです。
※『ホリデイ・イン』の原作、ビング・クロスビーはジム役で出演。

『スイング・ホテル』の中で歌われる「ホワイト・クリスマス」の良さは過去のブログで勢いよく語っていますので、ぜひこちらをご覧ください!

さて、この曲は以前ブログでもお話しした通り、1942年のアカデミー歌曲賞を受賞し、現在までになんと5000万枚以上のシングルが売れいます。これは世界のレコード史上最大の記録で、カバーバージョンなどの含めると1億枚以上売れているそうです!

ちなみに、この曲をカバーしたのは例えば、1944年にフランク・シナトラ(個人的に大好きです!)、1954年にザ・ドリフターズなどなど…数え切れないほどのアーティストたちにカバーされてきた、まさに名曲です。
※日本のコントグループではなく、アメリカのコーラスグループです。「Stand by Me」などは老若男女問わず、みなさんよくご存知かと思います。

「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」

画像1: Alexander's Ragtime Band open.spotify.com

Alexander's Ragtime Band

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この曲は1911年に作詞・作曲され、アーヴィング・バーリンさん最初のヒット曲と言われているジャズのスタンダード・ナンバーです。ラグタイムと曲名に入っていながら、その要素は特に盛り込まれていないようです。
※リズムを大きく強調する音楽ジャンル。ラグタイム王ことスコット・ジョプリンの「The Entertainer」など聞いてみてください。

この曲も、ベッシー・スミスやレイ・チャールズなど多くのアーティストに歌われており、日本でもNHK紅白歌合戦で3度歌われています。
※第8回で笈田 敏夫、第9回で水谷良重・東郷たまみ・沢たまき、第15回で弘田三枝子が歌いました。

「ゴッド・ブレス・アメリカ」

画像1: God Bless America open.spotify.com

God Bless America

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この曲は1918年に作詞・作曲された曲で、第二次世界大戦直前の1938年にラジオ放送でケイト・スミスに歌われたことから人気を集めました。

今では「アメリカ合衆国第2の国家」とも呼ばれ、政府が「アメリカ合衆国第2の国家」と認定したわけではないにもかかわらず、学校や軍隊、大統領就任式などでも歌われています。

「チーク・トゥ・チーク」

画像1: Cheek to Cheek open.spotify.com

Cheek to Cheek

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1934年から1935年にかけて、「トップ・ハット」に出演するフレッド・アステアのために書いた曲と言われています。フレッド・アステアと言えば、『ホリデイ・イン』の原作『スイング・ホテル』でテッド役を演じ、素晴らしいファイヤークラッカー・ダンスを踊った方です!

この曲は1936年のオスカー最優秀歌曲賞にノミネートされ、これまでに多くのアーティストに歌われています。…本当に、アーヴィング・バーリンさんが生み出した楽曲の数々は、現代まで歌い継がれる名曲揃いですね!

そしてこの曲、フレッド・アステアはもちろん、フランク・シナトラやビリー・ホリデイ(!)、レディー・ガガなどに歌われているんです! 今このブログを書きながら、誰が歌ったものをご紹介しようかかなり迷っているのですが……。

私が気になった方、みなさんご紹介しますね!! フレッド・アステアが歌ったものは上の方から再生してください。ぜひみなさんもお気に入りの「チーク・トゥ・チーク」を見つけてみてください!

フランク・シナトラが歌ったものはこちらから
ビリー・ホリデイが歌ったものはこちらから
トニー・ベネットとレディー・ガガが歌ったものはこちらから

アーヴィング・バーリンさんが生み出した名曲の話は尽きませんね

ここまでアーヴィング・バーリンさんが生み出した名曲のほんの一部をご紹介してきました。個人的に音楽の話は大好きなので、今回はボリュームたっぷり、大盛り上がりでお話ししてしまいました。

「アーヴィング・バーリンさん作詞・作曲」という出発点から、あんな人もこんな人も彼の曲を歌っていて、この人はこんなミュージカルに出演していて…など、話がどこまでも広がるのがとっても面白いですよね!

アーヴィング・バーリンさんの曲を聞いてみたくなった方はぜひ、彼の楽曲が盛りだくさんの松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』をご覧ください!

松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』2023年10月6日(金)公開

『ホリデイ・イン』
2023年10月6日(金)より全国順次限定公開!

画像: 『ホリデイ・イン』 youtu.be

『ホリデイ・イン』

youtu.be

努力は絶対に裏切らない、サクセス&ラブ・ストーリー!
夢をとるか、愛する人を選ぶか、ジム、リンダ、テッドの恋の行方はいかに!?

ストーリー
舞台俳優のジムは、アメリカのショービジネスを引退し、エンターテイメントの街からコネチカット州の農場への移住を決意する。以前の生活とは一変しているところに、多才で活動的な農場の元オーナーの娘であるリンダと出会う。

そこで、農場の家をホテルに改築し、感謝祭、独立記念日、バレンタインデー、クリスマスなど、祝い事の度にショーを披露することを思いつき、ゴージャスな催し物を展開していく。

やがて、ジムとリンダの間に特別な感情が芽生えるが、ジムの親友であるテッドが現れ、テッドのダンスパートナーとして、リンダへハリウッド行きの話を持ち掛けてしまう。

「愛」と「夢」の選択、果たしてどちらが選ばれるのか!?

上映劇場はこちら

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/16:9/122分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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