カバー画像 『ジャニス・ジョプリン』より ©Jason Niedle
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
『ジャニス・ジョプリン』公開を待つ“想い”は十人十色
先日、上野動物公園のパンダのシンシンが双子の赤ちゃんを出産したというニュースがありましたね。新型コロナのニュースが続く中で、にっこりほっこりするニュースにとても癒されちゃいました^^
ちなみに、上野動物公園でパンダの赤ちゃんが生まれるのは、2017年のシャンシャン誕生以来、なんと4年ぶりのことだそうです!
早く赤ちゃんに会いたいですよね♪一般公開されたらお客さんがすごそう…!何より、どんな名前になるのかなぁ〜。楽しみですね♪
さてさて!ほっこりニュースもありますが、先日『ジャニス・ジョプリン』の公式ホームページに日本公開版『ジャニス・ジョプリン』の予告編が掲載されたニュース をご紹介させていただきました。
さらに嬉しいニュースがこちら…!
『ジャニス・ジョプリン』の公式Instagramにて、日本公開についての投稿がありました!!(こちらです↓)
\\\\ いざ日本へ! ////
この投稿を見て、私は「『ジャニス・ジョプリン』という作品は、本場ブロードウェイから遥々やってきたんだよな…」と改めて再認識し、興奮と共にじーんとした気持ちになりました(T . T)
日本で公開を待つ方もいれば、日本や世界へ作品が旅立つことを待つ方もいる。それぞれ想いを抱えている考えると、とても感慨深いでよすね。。何より、ジャニス・ジョプリン本人も楽しみにしているはずです!!
公開まで残るところあと一週間…!楽しみですね♪
さて。前回のブログ では『ジャニス・ジョプリン』にてジャニス・ジョプリン役を務めたメアリー・ブリジット・デイヴィスの魅力についてお話をさせていただきました。
知れば知るほど、メアリー・ブリジット・デイヴィスとジャニス・ジョプリンの魅力にハマっていく私。。
家族や友人に「とにかく一度聴いて!」「映画館で観て!」とオススメしては、二人のどんなところがリンクしているのか語らずにはいられないのです!
そこで今回はさらに深堀り!ということで、お二人の共通するところを私の超個人的な観点でお話させていただければと思います。
来週から公開される作品の見どころとして抑えていただいても、より楽しめるのでは?とも思います。良かったらチェックしてみてください♪
個性を貫き、ありのままを表現する。人と違うからこそ、新たな創造ができる。
まず、『ジャニス・ジョプリン』にてジャニス・ジョプリン役を務めたメアリー・ブリジット・デイヴィスについてまだ詳しく知らないという方はこちらの記事をチェックしてみてください。彼女の歌手人生はまさにジャニス・ジョプリン一色なのです!
\メアリー・ブリジット・デイヴィスは素晴らしいキャリアの持ち主!/
- クリーブランドフリータイムズによる最優秀ボーカリスト賞の受賞者
- 2005インターナショナルブルースチャレンジファイナリスト
オフブロードウェイのスマッシュミュージカル『ラブ、ジャニス』でジャニスジョプリン役を務めたことで、カンザスシティピッチからBEST MOMENT IN THEATRE2007を受賞 - 2011インターナショナルブルースチャレンジ2位WINNER
- 2012年『ベストニューアーティストデビューCD』と『ショーンコステロライジングスター』の2つのブルースブラストアワードノミネート
- 2013年ブルース音楽賞の最優秀新人アーティストデビュー賞にノミネート
ここが似ている!?
共通点その1:唯一無二の歌声
さて、共通点としてまず挙げられるのは、なんと言ってもお二人の歌声です!とにかくカッコ良いんです…。音楽でしびれるとはまさにこのことだと私は思います。どちらもロックで叫び、ブルースで嘆くために生まれたであろう歌声は、観客を惹きつけて止みません。
私は音楽の専門的なことまでは詳しくわからないのですが、お二人の歌声を例えるならこう表現したいです。
“超絶技巧の早弾きギターソロが永遠と続くかのよう!”
うまく伝わるでしょうか…?ジャニス・ジョプリンは、そのハスキーで独特な声質を活かしながら、早口で歌うような歌い方やステージでのアレンジが魅力的だと私は思います。
それはまさに口を開けたまま聴き入ってしまうギターソロのようで、その儚さ故に「終わって欲しくない、ずっと聴いていたい」そう思わせてしまうような特別な力があるのです。
メアリー・ブリジット・デイヴィスは、『ジャニス・ジョプリン』にてしっかりとそのパフォーマンスを表現しています。
パワフルな激しさの中に、ついつい眉間にシワが寄ってしまうような切なさを兼ね備えた歌声にぜひ注目です!
ここが似ている!?
共通点その2:観客を巻き込む力
1967年にカリフォルニア・モンタレーで開催された「モンタレー・ポップ・フェスティバル」でのジャニス・ジョプリンの熱のこもった歌は、一瞬にして会場内の観客の心を釘付けにしました。音楽でこんなにも人を驚かせることができるのは本当に凄いことだと思います。
ジャニス・ジョプリンと同じ世代に生まれたかった。その場で聴きたかった…。なんて思って止まないのはきっと私だけではないはずだと思います。
そんな想いをメアリー・ブリジット・デイヴィスがまさに叶えてくれます。ジャニス・ジョプリンに憑依するかのような表現力の高さは、まさに圧巻です。
情感溢れる歌は観客を唸らせ、アップテンポな楽曲にはその場で歌わずにはいらません。その気にさせてしまうパワーがあると思います。
なぜだろうか、お二人の歌を聴いていると自分の心の底にある“何か”が呼び起こされるような感覚になるのです。たとえば悲しみ、たとえば情熱や夢など。
こうしちゃいられない、何かアクションを起こさなきゃ!!そう思わせてくれるのがお二人のパワーの凄みなんだと私は思います。
ここが似ている!?
共通点その3:譲れない一途なスピリット
作品のキャッチコピーである「孤独に打ち勝つためにゆずれない歌がある」の通り、お二人にとって歌うことは誰にも譲れない唯一無二のこと。その気持ちはステージに、歌声に、ひしひしと現われています。
ジャニス・ジョプリンは、私生活でのトラブルやドラッグなどさまざまな問題を抱えていました。
その寂しさや心の痛みを歌に載せることで、強く、たくましく歌い上げる。さまざまな経験があったからこそ、たくさんの人の心を突き動かすことができたとも言えるでしょう。
どんなことがあっても、歌うことだけは誰にも邪魔させない。
そんなジャニス・ジョプリンに強い尊敬と憧れを抱くメアリー・ブリジット・デイヴィスも、ジャニス・ジョプリンの歌を歌うことは誰にも譲れない!という想いが強く溢れいています。
情熱こそ人を動かす。歌に載せて伝えるメッセージは私たち観客に寄り添ってくれるかのようです。
お二人の歌を聴いているととなんだか友達のように思えてきて、大切に思いたくなるのです。何か返したくなる、応援したくなる、そんな気持ちになるのです。
だからこそジャニス・ジョプリンの悲しい最期には心が痛みますが、メアリー・ブリジット・デイヴィスがジャニス・ジョプリンの音楽を蘇らせ、永遠のものにしていることがどれだけ素晴らしいことか、と私は思います。
お二人の共通点や魅力は伝わりましたでしょうか?
もっとお伝えしたいことは山ほどありますが、、今回はここまで!
ぜひ映画館で『ジャニス・ジョプリン』を観て、お二人の音楽・スピリットに触れていただきたいです!!
この夏ぜひ劇場で体験してみてください!!
ジャニス・ジョプリン
2021年7月2日(金)より全国順次公開!
ストーリー
元祖・音楽フェスティバルの女王にして伝説のロック・スター、ジャニス・ジョプリン。数々の名曲をジャニスが熱唱し、彼女が音楽的にも影響を受けたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムス、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスと共に感動のステージを披露する。「孤独」と生涯戦ったジャニス・ジョプリン。そんな中、ジャニスが自らの物語を語り始める。
劇場がさらに増え、全国【24劇場】での公開が決定しました!
ではまた次回お会いしましょう!