カバー画像:『プレゼント・ラフター』より ⒸSara Krulwich
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
笑いの渦に身を委ねて…!
ついに明後日 『プレゼント・ラフター』が劇場公開します…!
何が起こるか予測不能! 巻き起こる笑いの渦! 圧巻の126分間をぜひ劇場でお楽しみください(*^^*)
さて。過去のブログにて、本作品の好きなポイントとして「日常なのにハラハラドキドキ…例えるならジェンガの再構築!」とお伝えさせていただきました。
コメディ作品である本作の〝笑い〟とは、どのような内容だと思いますか? その魅力を紐解くべく、まずは日本と海外の〝笑い〟の違いについて注目したいと思います。
日本と海外の〝笑い〟の違い
スタイルやテーマの違いで味わいが変わる?
楽しいことや面白いことは世界共通!とも思いますが、特徴や笑いのテーマなどは日本と海外では少し異なるようにも感じますよね。私は日本のお笑い番組や大会の他にも海外のコメディ映画などもよく見ますが、なんとな〜く〝味わい〟が違うようにも思います。
ここでざっくりとした私の感想!ですが、日本と海外の〝笑い〟にはそれぞれこんな特徴があるのでは、と思います。
〜日本のお笑い〜
- ボケとツッコミが存在する
- ピン芸人以外にもコンビ、または3人も多い(=漫才やコントのスタイル)
- おバカなことをして笑わせるようなネタが多い?
- 主に漫才や落語など「オチ」がある
〜海外(主に欧米など)のお笑い〜
- ボケのみで構成されることが多い(=ジョークのスタイル)
- 1人のコメディアンが多いイメージ
- ジョークの他にもウィットに富んだような内容も多い
- 政治家やアーティストも面白いジョークを話すことが多いイメージ
いろんなスタイルがあるので一概にも言えませんが、このような点が挙げられるのではないでしょうか? こうして見てみるとどちらもいろんな特徴がありますよね♪
コメディ映画では?
映画についてはどうでしょうか。
こちらもいろんな作品があるので比較するのはなかなか難しいところですが、上記の内容と似た特徴が考えられるかもしれません!?
洋画ではチャップリンをはじめMr.ビーンやマスク、Ted、デットプールなどユーモアな主人公が笑いを展開していくものが多いイメージですよね。
一方邦画ではユーモアな主人公中心というよりは、可笑しな設定やストーリーの展開などで笑いを展開していくものが多い印象です。三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんの脚本や、漫画が原作になっている作品などが思い浮かびますね。
続く後編では、日本と海外の〝笑い〟の違いや特徴を踏まえ『プレゼント・ラフター』のコメディの魅力についてお話ししたいと思います!
『プレゼント・ラフター』 ⒸSara Krulwich
『プレゼント・ラフター』ブロードウェイ版公式Instagram @laughteronbway より
ではまた次回お会いしましょう〜!
プレゼント・ラフター
2022年3月11日(金)全国順次限定公開
──人間は、いくつになっても恋をする。 役者魂、ここにあり。
ケヴィン・クライン、トニー賞演劇主演男優賞受賞作品!そして『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズ、待望のブロードウェイ・デヴュー作!
<ストーリー>
“お相手の本音、おしえますー。” ブロードウェイが熱狂した恋愛アカデミー⁉
舞台は1900年代前半、『キンキーブーツ』誕生の地イギリス・ロンドン。主人公ギャリーはミドルエイジの大人気喜劇役者。腐れ縁の(元?)妻、自分の事を親よりも知っている秘書、恋仲の女流作家と、ギャリーに好意を持つ男性作家に若い女性―。今日も個性的な面々に囲まれながら、本心を言い出せないギャリー。果たして、ギャリーは最後まで“プレゼント・ラフター(今の笑い)”を演じきることが出来るのか!?
配給:松竹
©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/ビスタサイズ/136分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版