カバー画像: 『プレゼント・ラフター』より ⒸSara Krulwich
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
素直な気持ちが大切?
『プレゼント・ラフター』主人公の愛されギャリーですが、劇中ではまるで少年(!?)のように感情がむき出しになる姿も印象的です。わがままとまではいきませんが、自分の考えや思いに素直なところも周囲を魅了する理由なのかも?しれません。
ギャリーが怒りの感情を思い切って相手にぶつけてみると、意外にもそれがかえって感心してしまうことが多く、それが本作のユーモアのひとつでもあります(*^^*)
今回の比較ポイントとしては、この「素直さ」に注目してみました。
まず、『シー・ラヴズ・ミー』のジョージ。いつも揉めているアマリアがまさかの文通相手と発覚し、そこから段々と関係性や気持ちが変わっていく様子が印象的な本作。犬猿の仲だからこそ素直になれない気持ちもある中、歩み寄るジョージの優しさやアマリアへの気持ちに、素直になることの大切さを学びます。
一方『パリのアメリカ人』のジェリーは、出会った時からリズに超一目惚れ! 後々複雑な恋愛模様に変わってしまうところが本作の見どころでもありますが、とにかく素直に愛する気持ちがひたすらに表れているのが象徴的です。こんなにアタックされたらもう…それは…。。ギャリーとはまた違った魅力があります。
いかがでしたでしょうか?
どの方もそれぞれの魅力があり、素敵すぎますよね…❤︎
恋愛の奥深さや難しさなども感じられました。
愛されギャリーの魅力はとにかく本編をご覧になっていただきたい! あなたもきっと恋してしまうかも…?(*^^*)
ではまた次回お会いしましょう〜!
プレゼント・ラフター
絶賛公開中!
──人間は、いくつになっても恋をする。 役者魂、ここにあり。
ケヴィン・クライン、トニー賞演劇主演男優賞受賞作品!そして『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズ、待望のブロードウェイ・デヴュー作!
<ストーリー>
“お相手の本音、おしえますー。” ブロードウェイが熱狂した恋愛アカデミー⁉
舞台は1900年代前半、『キンキーブーツ』誕生の地イギリス・ロンドン。主人公ギャリーはミドルエイジの大人気喜劇役者。腐れ縁の(元?)妻、自分の事を親よりも知っている秘書、恋仲の女流作家と、ギャリーに好意を持つ男性作家に若い女性―。今日も個性的な面々に囲まれながら、本心を言い出せないギャリー。果たして、ギャリーは最後まで“プレゼント・ラフター(今の笑い)”を演じきることが出来るのか!?
配給:松竹
©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/ビスタサイズ/136分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版