こんにちは!松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信!今回は『キンキーブーツ』の演出や楽曲ついて注目します。

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

全国で『キンキーブーツ』嵐が巻き起こる!

いま、全国の映画館で『キンキーブーツ』がかなりの人気を集めています!どの映画館も満員御礼続出で、なんと公開2日目の東劇では、一日400人超のお客さまが劇場に足を運ばれたそうです。すごいですね!

公開初日の映画館の様子や『キンキーブーツ』の最新情報などは、アニキ・ブログ でレポートしていますので、こちらもぜひチェックしてみてください♪

『キンキーブーツ』上映劇場

さて、前回 のブログでは『キンキーブーツ』の脚本と作詞・作曲を務めたクリエイターについてお話をしましたが、今回は演出・振付を務めたクリエイターと楽曲についてお話します。

『キンキーブーツ』という夢のようなステージを手掛けた、素晴らしいクリエイターに注目です。

ステージに命を吹き込む演出家の力

役者や脚本家をはじめ、音響・照明・舞台美術・衣装など、たくさんの人が一丸となってひとつのステージを創りあげるミュージカル。一体何人、いや何百人もの人が携わっているのでしょう…。

ミュージカルは、テレビドラマのように何度も収録できないし、観客も同じ舞台はそう何度も観ることができません。。創る側も観る側もお互いに一本勝負でしか成立しない、ミュージカルの“儚さ”こそ人々を惹き付ける力があるのでは、と私は思います!

そんな儚い時間を創りあげる中で重要な鍵となるのが、舞台の演出。演出家によって、ステージをさらにドラマチックに、ユーモラスに、そしてセンセーショナルに!命が吹き込まれていくのではないでしょうか。

舞台演出家の役割は、ミュージカルの演出プランを構成し、俳優たちに演技指導を行ったり、音響や照明などに指示を出したりします。映画でいうところの映画監督にあたります。

大人気の『キンキーブーツ』の演出と振付を手掛けたのは、アメリカ出身の演出家兼振付師のジェリー・ミッチェルです。

彼が過去に携わったミュージカル作品は、その数なんと50作品以上!その功績は素晴らしく、ローレンスオリヴィエ賞やトニー賞など、数々のミュージカルアワードにノミネート・受賞を果たしています。

ブロードウェイや舞台の演出のみならず、振付家としても活躍をしており、その結果2013年に『キンキーブーツ』にてトニー賞 振付賞を受賞しました。(演出賞も同時にノミネート)

前々回 のブログで、マット・ヘンリーが演じるローラの“女性らしさ”についてお話をしましたが、この女性らしさを引き出しているのもまさにジェリー・ミッチェルの振付や演技の力なのでは、とも思いました。

画像: ⒸMatt Crockett
ⒸMatt Crockett

全16曲ある『キンキーブーツ』の楽曲との相乗効果により、どの場面も記憶に残り、頭から離れません。

ドラァグクイーンたちによる豪華なステージはもちろん、有名な『エヴリバディ・セイ・イェー』では、靴工場ならではのベルトコンベアーを使った演出、子供時代を描く子役の演出などどれも素晴らしいです。

約2時間のステージは、一瞬たりとも逃さずに釘付けになります。ぜひ恥ずかしがらずに、ミュージカルの演出や音楽に身を任せることをおすすめします!

個人的にお気に入りの場面が、靴工場の従業員ローレンが歌う『ザ・ヒストリー・オブ・ロング・ガイズ』。エアーダストを使って伸び良く歌うパフォーマンスは、とにかく気持ち良い&面白い!

「好き?好きじゃない?好きかも?」と悩み、恋に焦がれる気持ちを楽しく思い出させてくれます!(共感してくれる方挙手!!)

また、私は初めて『キンキーブーツ』を観たときに「どこかで聴いたことがある」という感覚が何度かありました。まだ観てないという方、ぜひ劇場で体験してみてくださいね♪

ではまた次回お会いしましょう!

前回のブログはこちら

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