カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より©2 Pianos 4 Hands
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
1月も終わりますね…
みなさんの1月はどんな月だったでしょうか? 個人的にはあっという間だったな、と思うと同時に、年始から心がそわそわするニュースの連続でなんだかどっと疲れてしまった感じもします…。また、だんだんと気温の低い日が増えてきて、寒さで身体がギュッと縮こまっているな〜とも感じます。
そこで、つい先週末から「スパイス白湯」なるものを飲みはじめました! 白湯に好きなスパイス(ホールでもパウダーでも)を入れるのだそうです。気になる方は「スパイス白湯」で検索してみてください。おすすめのスパイスや効能などがたくさん出てきます。
私は試しに、コップ1杯の白湯にカルダモンを1粒落としてみたのですが…、ハーブティーなのでは?と思うほどのスッキリとした香りがしました。身体も温まるし香りも良くて最高の気分です。
まだまだ寒い日が続くので、みなさんぜひお好きなあったかドリンクで身体を温めてくださいね。
有名なピアニストって誰なんだろう…?
このブログでは『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』に関連して、ピアノという楽器に関わる様々なことをお話ししてきました。
そしてふと疑問に思ったことが「有名なピアニストって誰なんだろう…?」ということです。世界中で多くの人が演奏している楽器ですが、その中でも上手な人ってどんな演奏をするのだろう?と気になりました。
そこで今回は、世界で有名なピアニストの方々をご紹介します。
世界で有名なピアニスト
セルゲイ・ラフマニノフ(1873 - 1943)
まずは世界で有名なピアニストについてです。色々調べる中でよく見かけ、またいろいろなところで“最も偉大”と言われていたのが、ロシア生まれのセルゲイ・ラフマニノフでした。…ラフマニノフって聞いたことあるなあと思っていたら、あの作曲家のラフマニノフでした! ピアニストとしても才能があったんですね。
モーツァルト以来、作曲家はみな演奏家でもあったそうですが、19世紀以降は演奏家に求められる技巧がどんどん高度なものになり、作曲家と演奏家に分業が進んでいった歴史があります。そんな中でこのラフマニノフが「作曲家であり演奏家である最後の人」だったと言われています。
ラフマニノフが作曲した中で有名なものには「ピアノ協奏曲第2番」「ピアノ協奏曲第3番」などがあります。
ウラジミール・ホロビッツ(1903 - 1989)
現在のソ連・ウクライナ共和国生まれのウラジミール・ホロビッツは、もともと作曲家になりたかったそうですが、経済的な理由からピアニストに転向。するとすぐに大勢を魅了するようになりました。顔立ちもハンサム(ショパン似)だったので、女性ファンも多かったそう。
1925年にアメリカに渡り、1928年にニューヨーク・フィルのピアノ独奏者としてデビューすると、アメリカの音楽ファンに衝撃を与え、世界的なピアニストとして認められていきます。カーター元大統領にも「米国の国宝」と言われるほどだったとか。
実は亡くなる前に、20世紀最高のピアニストは誰か問われた際、「ナンバー1はひとりしかいない。それはセルゲイ・ラフマニノフだ」と語ったそうです。
スヴャトスラフ・リヒテル(1915 - 1997)
ウクライナ生まれのスヴャトスラフ・リヒテルは、作曲家の意図に絶対的に忠実であることを重要視し、膨大なレパートリーと超絶技巧を持つピアニスト。…しかも独学でピアノを学んだというから驚きです。両親ともにピアニストだったのに、両親には学ばずに独学とは…!
また彼は当時「幻のピアノスト」とも呼ばれていたそうです。それは、長らくアメリカなど“西側”には姿を表さなかったことから。ソ連とアメリカの“雪解け”をきっかけにアメリカへも訪問し、日本でも計8回の来日公演を行いました。
来日の際にも様々な伝説が語られ、「飛行機には絶対に乗らず、汽車と船にピアノを持ち込んで練習する」などと言われていたそうです。実際に、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)に合わせて来日した際には、シベリア経由で船で来日。チケット売り場には徹夜の列ができるほどの人気だったとか。
ちなみにスヴャトスラフ・リヒテルは親日家だったそうで、ピアノも日本製のピアノを愛用していたと言われています。また、来日した際には鎌倉などの旅館に、元歌手のニーナ夫人と長期滞在していたそうです。調べたところ、「かいひん荘鎌倉」という旅館に、ヤマハのピアノを持ち込んで宿泊していたそうです!
他にもたくさんの有名ピアニストがいるのですが…
- マルタ・アルゲリッチ(1941-)アルゼンチン出身
- 内田光子(1948-)日本出身
- アンドラーシュ・シフ(1953-)ハンガリー出身
- ラン・ラン(1982-)中国出身
- ユジャ・ワン(1987-)中国出身
など…
興味を持って調べ始めると止まらない性格なもので…どんどん長くなっていきそうです! が、今回はこの辺にしておきます。次回は日本で有名なピアニストについてお話しできればと思います。
松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開
『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!
ニューヨークのオフ・ブロードウェイでも大絶賛!
全世界200都市200万人が熱狂した、音楽ドラマ・エンターテイメント!
ストーリー
強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。
成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!
『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。
(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版