こんにちは。 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員Hanaです。今回は『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』をひと足先に鑑賞した感想をお話しします!
カバー画像:『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』より ©Lydia Pawelka

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』公開1ヶ月を切りました!

先週から暖かく、花粉の飛散もはじまったな〜と思っていたら、昨日はすごい強風でしたね……! 歩くどころか立っているのもやっとな時もありましたし、ニュースでは風に煽られて転倒している方も見かけました。それに東北では大雪になったところもあったと聞きます。

あまり嬉しくはない天気ですが、この時期の強風と大雪は、冬の終わりと春の始まりの合図のような感じがして、毎年ちょっとだけ心が弾みます。すでに河津桜も咲き始め、少しづつ春に近づいていますね〜。

そして心が弾むといえば、『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』の公開まで1ヶ月を切りましたね! 1月から更新してきたブログも気づけば2ヶ月が経ちます。…が、気づけばここまで、そんなに作品自体のお話をしてこなかったような……。

と思ったので今回は、試写会でひと足先に見てきた感想と共に、本作の面白さについてお話ししていきます。ミュージカル初心者のn=1の感想として、作品の見方の参考になれば幸いです!

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』の面白さ

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これもミュージカルなのか!

最初の感想はこれです。「これもミュージカルなのか!」です。どういうことかと言うと、舞台上の動きが少ないんですよね。舞台上にはグランドピアノが2台と、背景に窓があるだけで、2人の衣装やメイクも特に変わらず…。

じゃあ場面転換はどうするのかると思いますよね。ここが面白いところで、場面が変わったことは、場所の移動と照明の変化、それから2人の演じるキャラクターの変化のみで伝えられます。

例えば、ある時は左側のグランドピアノの周りでテッドが子供をリチャードが大人を演じ、次に右のグランドピアノに移動してテッドが大人をリチャードが子供を演じる…みたいに話が進んでいきます。

大きく背景やセットが変わったり、演者が入れ替わったり衣装が変わったりはしないのに、観客側は気づくと自然と場面の変化を受け入れてしまう…。それくらい作り込まれた話であり、おふたりの演技が素晴らしいのです。

年始に鑑賞したキンキーブーツでは、場面ごとに大道具が大きく動き、ローラはどんどん衣装が変わり…というTHE ミュージカル!を観たので、なおさら『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』を観て「これもミュージカルなのか!」と思った、というわけです。
なんばパークスシネマでのアンコール上映が決定しましたね! お近くの方はぜひ楽しんできてください!

子供の頃を思い出す要素が散りばめられている

本作は常にピアノと共に話が進んでいきます。一般的な(?)ミュージカルが、ことあるごとに歌うのだとしたら、本作ではことあるごとにピアノを弾きます。お話ももちろんピアノについての話題なので、ピアノをはじめ音楽に触れたことのある人でないと話を上手く汲めないのではないか?と鑑賞前は思っていました。

しかし鑑賞後、本作はピアノ要素を抜きにしてもグッとくるポイントがたくさんあると思いました。

舞台上にグランドピアノを2台置いていて、タイトルにも「ピアノ」と言っているのに、“ピアノ要素抜き”とは??と思われるかもしれません。でも、誰にでもあった子供の頃を少し思い出せば、共感できるポイント満載のお話だと思います。

次回はこの、本作のグッとくるポイントについてお話したいと思います。それではまた次回!

松竹ブロードウェイシネマ『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』2024年3月22日(金)より公開

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』
2024年3月22日(金)より全国順次限定公開!

画像: 『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編 www.youtube.com

『ピアノ 2 Pianos 4 Hands』予告編

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ストーリー

強引な親に風変わりな教師、何時間にもおよぶ反復練習、舞台恐怖症、ライバルや試験の重圧、そして偉大なピアニストになるという夢──ピアノ漬けの日々を送るなか、テッドとリチャードは“ピアノオタク”になっていく。

成長するにつれ、2人は“とても上手”と“偉大”との差を痛感し、コンサートに引っ張りだこのスターにはなれないのではないかと、身の程を思い知らされることに。とはいえ、2人がこの界隈で1、2を争うピアニストかもしれないこと自体、祝福する価値あり!

『ピアノ』(原題:2 Pianos 4 Hands)は、ピアノのレッスンに付き物のユーモラスなあれこれや、いずれ来る夢を手放す瞬間の喪失感を描く。

(2 Pianos 4 Hands 公式ホームページより)

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈カナダ/2013/ビスタサイズ/114分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版

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