こんにちは! 松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員のYuriです。ブロードウェイミュージカル初心者の私が、ミュージカルや演劇の素晴らしさについて気ままに発信! 今回は「伝記映画」に注目。後編でも、伝説のシンガーにまつわる作品についてお話しします。
カバー画像:『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』より ©Evgenia Eliseeva

松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。

(伝記映画続き)“彼ら”がどう生きたか、栄光の裏側にあるものとは?

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『エルヴィス』

続いての作品は、“キング・オブ・ロックンロール”エルヴィス・プレスリーの生涯を描いた『エルヴィス』。ロックの礎を築き、数ある伝説を残したロックスターの物語です!

時代そのものが彼に熱狂する一方、禁断の音楽(=ロック)が危険視され、警察からの監視下にあったエルヴィス・プレスリー。彼の伝説の裏側には壮絶な真実が隠されていたことに驚愕です。

あらゆる逆境にも屈せず何度も立ち上がるエルヴィス・プレスリーの姿。ステージで披露される圧倒的スター性には、彼の虜にならない方が難しいでしょう!

世界中に眩しいくらいの光を放った彼の人生。バズ・ラーマン監督ならではの煌びやかな世界観で描かれているのが何とも美しいです。

『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)

続いて、伝説のバンド「クイーン」の結成とフレディ・マーキュリーの半生を描いた感動の物語『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)。過去のブログでも取り上げました。

クイーンの名曲と共に描かれる本作は私も大好きな作品で、今まで何度観ては涙を流したことか…。

曲作りの過程はもちろん、世界で活躍するビッグバンドへ成長する姿にはワクワクが止まず、その一方でフレディ・マーキュリーの苦悩に胸が苦しくもなります。。

フレディ・マーキュリーが一体どんな人物だったのか、クイーンの功績とブームを巻き起こした当時の時代を、じっくり目の当たりにすることができる作品でもあります。

『リスペクト』

最後にご紹介するのが、“クイーン・オブ・ソウル”と称される伝説の歌姫アレサ・フランクリンの生涯を描いた作品『リスペクト』です。

ジャニス・ジョプリンと同じ時代に活躍をしたソウル・ミュージック歌手、アレサ・フランクリン。ミュージカル『ジャニス・ジョプリン』のステージにも登場していましたね。

アレサ・フランクリンといえば「フリーダ〜〜〜ム!!フリーダ〜〜〜ム!!」のフレーズが代表的な楽曲「Think」が有名ですが、私は「I Say a Little Prayer」が大・大・大好きです。

女性アーティストとして初めて『ロックの殿堂』入りを果たした彼女も、実は幼い頃から壮絶な人生を過ごしてきた人物。全身全霊に生きていたからこそ生まれる歌声は、人々の心を動かして止みません。

パワフルな女性のシンボルとしても、公民権運動を象徴する存在としても、常に突き進もうとする姿に心打たれます。。

ここで注目していただきたいのが、アレサ・フランクリンの母親役を演じたのは『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』にて主役ビリー・ホリデイを演じたオードラ・マクドナルドさんなのです!

オードラ・マクドナルドさん『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』より

©Evgenia Eliseeva

本編でも披露される歌声と演技にこれまた涙してしまいました。。
まだご覧になっていない方はぜひチェックしてみてください。

常に屈することなく、自らの魂を燃やし続けた伝説のシンガーたち。
彼らのソウルに触れられる伝記映画は、現代に生きる私たちの心の糧にもなりますよね。
まさに彼らは映画の中で生き続けているようで、永遠に輝く命でもあると思います。

ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』は、伝説の歌姫ビリー・ホリデイの最後のパフォーマンスを描いた衝撃のミュージカルです。時代に負けない彼女の姿、そして圧倒的な彼女の歌に、心から涙すること間違いなしです!!

ぜひ劇場でビリー・ホリデイとの出会い・再会をお楽しみください!
ではまたこちらのブログでお会いしましょう。

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』
2023年3月10日(金)より全国順次限定公開!

画像: 『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』 youtu.be

『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson's Bar & Grill』

youtu.be

── 愛に飢えても差別に負けない時代のカリスマ、ビリー・ホリデイを知らずして、人に伝わる“歌”は語れない。

史上初! トニー賞®全女優賞部門を6度受賞、アメリカの舞台エンターテイメント界において最多受賞を誇る、ブロードウェイ界の大スターで看板女優、オードラ・マクドナルドの代表作、そしてトニー賞®受賞作品!

ストーリー
時は1959年、舞台はフィラデルフィアのとある寂れたジャズクラブ。これから観客の面前で繰り広げられるのは、死を4ヶ月後に控えたビリー・ホリデイによる最後のパフォーマンスである。本作は、10曲を超える楽曲の数々に、辛辣で時にユーモラスな回想を交えながら、歌姫の姿とその音楽的世界観を魅力的に描き出していく。ニューオーリンズのカフェ・ブラジルで有観客上演された舞台を収録した「レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」。6度のトニー賞に輝くオードラ・マクドナルドがジャズ界の伝説的な歌姫に扮し、歴史に残るパワフルなパフォーマンスを披露する。

トニー賞® 演劇主演女優賞(2014年)オードラ・マクドナルド
トニー賞® 演劇音響デザイン賞(2014年)スティーヴ・キャニオン・ケネディ

上映劇場はこちら!

配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2016/ビスタサイズ/90分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版

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