カバー画像:『ホリデイ・イン』より ©️Joan Marcus
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
台風の時は「犬をしまえ!」
沖縄に停滞した台風6号に続き、今度は台風7号が西日本で猛威を振るっていますね……。鉄道各社も計画運休を発表するなど、「事前の備え」に力を入れるように、少しづつ意識が変わってきているな、と感じます。
そして台風の時の「事前の備え」として、忘れてはならないのが「犬をしまえ!」です。
これは台風が近づくとSNSでよく言われていることですが、普段お外で飼っている犬も台風が来ると飛ばされるので、事前におうちに入れてあげましょう、という呼びかけです。
私はこの端的かつインパクトのある「犬をしまえ!」という言葉がちょっと好きで、台風や大雨のたびに思い出しています。みなさんもぜひ、犬に限らず、猫もうさぎもインコも亀も…大事な家族はおうちにしまってあげてくださいね。
70年前のミュージカル映画をよみがえらせるには…?
2023年10月6日(金)公開の『ホリデイ・イン』は、1942年のミュージカル映画『スイング・ホテル(原題:ホリデイ・イン)』をブロードウェイの舞台でよみがえらせたものですが、単にそっくりそのままよみがえらせた訳ではありません…!
そこには演出を手がけたゴードン・グリーンバーグさんの功績があります。
『ホリデイ・イン』に関しては、当初から作品の舞台となる時代を尊重した舞台美術や演技のスタイルにしたいという思いがあった。
ゴードン・グリーンバーグ
…と、松竹ブロードウェイシネマのインタビューで語ってくださった通り、本作では大掛かりかつ細かく作り込まれた舞台や、豪華な衣装が用意されており、演技にもひと工夫されています。
演技についても少し芝居がかったように感じられるスタイルを採用した。地に足が着いていない感じと言えばいいかな。
ゴードン・グリーンバーグ
このように、原作に最大限のリスペクトを持ち、さらに良さを引き出す工夫によって作り上げられた本作は、アメリカでも各方面から好評を呼びました。これはまさに、演出の力と言えますよね…!
しかし!ゴードン・グリーンバーグさんの凄さはこれだけではありません!さらに彼のことを知るために、次回のブログでは、彼の代表作でもある『ヒューイ・ルイスのザ・ハート・オブ・ロックンロール(HUEY LEWIS’ THE HEART OF ROCK AND ROLL)』についてもお話ししたいと思います。
ではまた次回。
松竹ブロードウェイシネマ『ホリデイ・イン』2023年10月6日(金)公開
『ホリデイ・イン』
2023年10月6日(金)より全国順次限定公開!
努力は絶対に裏切らない、サクセス&ラブ・ストーリー!
夢をとるか、愛する人を選ぶか、ジム、リンダ、テッドの恋の行方はいかに!?
ストーリー
舞台俳優のジムは、アメリカのショービジネスを引退し、エンターテイメントの街からコネチカット州の農場への移住を決意する。以前の生活とは一変しているところに、多才で活動的な農場の元オーナーの娘であるリンダと出会う。
そこで、農場の家をホテルに改築し、感謝祭、独立記念日、バレンタインデー、クリスマスなど、祝い事の度にショーを披露することを思いつき、ゴージャスな催し物を展開していく。
やがて、ジムとリンダの間に特別な感情が芽生えるが、ジムの親友であるテッドが現れ、テッドのダンスパートナーとして、リンダへハリウッド行きの話を持ち掛けてしまう。
「愛」と「夢」の選択、果たしてどちらが選ばれるのか!?
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
〈米国/2017/16:9/122分/5.1ch〉 日本語字幕スーパー版