低迷する時代の一輪の花、ジャニス・ジョプリン。「世界最高の倍音」と言われた歌声に、希望を託す。孤独に勝つために、ゆずれない歌がある。
映画館で、音楽フェスティバルをお楽しみください!
アメリカ音楽史上の歴史を塗り替えた、唯一無二の歌声を持つレジェンド、ジャニス・ジョプリンがスクリーンに登場!彼女のDNAが認めたメアリー・ブリジット・デイヴィスがジャニス役を務め、トニー賞®ミュージカル部門最優秀女優賞にノミネートをされた他、42賞以上の数々のアワードで受賞・ノミネートされている、「掟破り」のゴージャス・リブレット!
ストーリー
元祖・音楽フェスティバルの女王にして伝説のロック・スター、ジャニス・ジョプリン。数々の名曲をジャニスが熱唱し、彼女が音楽的にも影響を受けたアレサ・フランクリン、エタ・ジェイムス、オデッタ、ニーナ・シモン、ベッシー・スミスと共に感動のステージを披露する。「孤独」と生涯戦ったジャニス・ジョプリン。そんな中、ジャニスが自らの物語を語り始める。
Broadway and The Life Beyond
本作のブロードウェイ版は、批評家や芸術界から絶賛をもって迎えられた。また、メアリー・ブリジット・デイヴィスが、トニー賞ミュージカル部門最優秀女優賞にノミネートされた。
ブロードウェイでの上演後、本作は全米各地の劇場で大きな注目を浴び、舞台芸術センターや競技場をはじめとする会場をめぐる3度の北米ツアーを実施し、そのすべてにおいてチケットが完売するなど、ツアー公演でも長きにわたって好評を博した。
伝統的な音楽劇の枠組みを超え、ポップカルチャーのイベントに変身させるという滅多にお目にかかれないような特徴が、人々の心をとらえたのだろう。
すべては、かの女性――偉大なるジャニス・ジョプリンのおかげである。私たちの成功の中核を成すのは、彼女の言葉、楽曲、高潔さ、そして本質なのだ。ジャニスが歌うとき、ジャニスが語るとき、全世界が耳を傾けた。
これまで何度となく言ってきたことだが、私たちの人生は、私たちが受けてきた様々な影響によって織り成されるものなのだ。
特筆すべきは、本作でも描かれているように、ジャニスが、多大なる影響力と存在意義を持つ黒人アーティストにして、私たちの時代のアイコンとも言うべき5人――ニーナ・シモン、オデッタ、ベッシー・スミス、エタ・ジェイムス、アレサ・フランクリン――から影響や刺激を受けていることである。
この5人は、それぞれの音楽と人生を通じて、それぞれのやり方で、ジャニス・ジョプリンというアーティストが生まれるまでの道のりに寄与した。
本作では、ジャニス・ジョプリンの功績のみならず、彼女たちがジャニス、そして私たちにもたらした不朽の功績と影響を称えている。
ジャニスの魅力は、時を経ても色褪せることなく、多くのアーティストが注目され、そして忘れ去られるなか、その存在感は少しも失われずにいる。
ジャニスの音楽とメッセージは、彼女の心のともしびが輝き始めたその日と変わらず、今もなお私たちの共感を呼んで止まない。本作の企画、脚本、演出を担ったものとして、これ以上ないほどに誇らしく、感謝の念に堪えない。
脚本・演出(舞台版) ランディ・ジョンソン
予告編
ジャニス・ジョプリン
ジャニス・ジョプリンは、1967年に音楽シーンに登場して爆発的な人気を獲得し、たちまちロックアンドロールの女王となった。
生々しい情感にあふれ、アメリカ南部ならではのおおらかさを感じさせる独特の歌声は、人々を魅了し、モントレーやウッドストックをはじめとする全米各地のライブ会場を席捲した。
ジャニスのシングルのうち、Billboard Hot100入りしたのは5枚。中でも『ミー・アンド・ボビー・マッギー』のカバー曲は、1971年3月に1位に輝いている。このほか『ピース・オブ・マイ・ハート』、『クライ・ベイビー』、『ダウン・オン・ミー』、『ボール・アンド・チェイン』、『サマータイム』のカバー曲をはじめとする数々のヒット曲が生まれた。
1970年に収録された遺作にして代表作でもある『パール』は、今年、50周年を迎える。同アルバムは、実に9週間にわたり全米No.1を獲得した。
ジャニス亡き後、生前に収録された音源やパフォーマンス映像は、音楽界のアイコンとしてのジャニスのステータスを不動のものとし、後進のアーティストやジャニスの音楽を信奉するファンたちにインスピレーションを与えた。
無数のヒットコレクション、ライブアンソロジー、コマーシャル、そして大ヒットを記録したブロードウェイのショーなどを通じて、ジャニスの伝説は今も生き続けている。
公開日
2021年7月2日(金)より全国順次限定公開!
上映劇場
上映劇場の詳細につきましては、下記よりご確認下さい!
『ジャニス・ジョプリン』の上映劇場はこちら!
キャスト
ジャニス・ジョプリン役:メアリー・ブリジット・デイヴィス
オデッタ/ベッシー・スミス/ザ・シャンテルズ役:オーリアナ・アンジェリーク
アレサ・フランクリン/ニーナ・シモン/ブルース・ウーマン/ザ・シャンテルズ役:アシュリー・テイマー・デイヴィス
エタ・ジェイムス/ザ・シャンテルズ役:タウニー・ドリー
ブルース・シンガー/ザ・シャンテルズ役:ジェニファー・リー・ウォーレン
スタッフ
セットデザイン:ブライアン・プラザー
衣装デザイン:エミー・クラーク
照明デザイン:ライアン・オガラ
音響デザイン:ジョシュ・ベッソム
プロジェクション:ダレル・マローニ
制作(舞台版):ラ・ミラダ・シアター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、マッコイ・リグビ
ー・エンターテインメント
協力:T&Dプロダクションズ,LLC、ジャニス・ジョプリン財団、ジェフ・ジャンポル(JAM, Inc.)
エグゼクティヴ・プロデューサー (BroadwayHD) : スチュアート・レーン、ボニー・カムリー、
デヴィッド・ホーン
プロデューサー:ジオ・メッサーレ、ミッチ・オウガング
音楽ディレクター:ブレント・クレヨン
振付:パトリシア・ウィルコックス
監督(シネマ版):デヴィッド・ホーン
脚本・演出(舞台版):ランディ・ジョンソン
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹 〈米国/2018/ビスタサイズ/117分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版