カバー画像:『パリのアメリカ人』よりⒸAngela Sterling
松竹ブロードウェイシネマ新人女子部員ブログ『マイブロードウェイ』。洋楽・ミュージカル映画好きなアラサー女子がミュージカルについて気ままにおしゃべり。歌やダンス、演技や衣装などなど…心躍るミュージカルの世界に没頭していきます。
劇場の扉を開くと、そこにはとっておきの“パリ体験”が待っています!
いよいよ本日『パリのアメリカ人』が公開となりました!!!!
今日という日を待ちに待ったというファンの方々も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか(涙)ぜひ、劇場で最上級エンターテイメントを心ゆくまでお楽しみ頂ければと思います!
上映劇場はこちらからチェックしてくださいね↓
\感謝・感激‼︎/
ロバート・フェアチャイルドさんのインタビューに立ち合わせていただきました
すでにご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、先日『パリのアメリカ人』主演のロバート・フェアチャイルドさんのインタビュー動画が公開されました。こちらのインタビューですが、松竹ブロードウェイシネマが国内初ということで、大変記念すべきインタビューなのです!!
この貴重なインタビューの場に、、実は私も編集担当として同席をさせていただきました…! こんな機会は滅多にありません…。日本と海外で何万キロも離れているにも関わらず、画面越しにロバートさんの素晴らしいお人柄がひしひしと感じられました。。
私自身英語をあまり話すことができないため、 なんとか気持ちだけでも…と思い「I'm honoured to be able to meet you!(お会いできて光栄です!)」とご挨拶をしたところ、ロバートさんはご丁寧に「oh~Thank you. Pleasure!(ありがとう!)」と喜んでいただき、、そのお姿にとても感激しました。。大変恐縮です。。
ロバートさんはとにかく素敵なオーラに溢れていました。。舞台への想い、挑戦する気持ち、並々ならぬ努力、その他にもユーモアな一面なども垣間見れ、色々なストーリーからロバートさんの側面を知ることが出来ました。
どのお話も興味深いものばかりでしたが、中でも印象的だったのがフラワー事業と創造性についてのお話。
過去にブログでロバートさんのフラワービジネスについて取り上げた際、「俳優業での表現の高さがお花での表現にも繋がっているような印象ですね…!」とコメントをさせていただいたのですが、まさに同じようなことをインタビューでもお話されていたのです!!!
僕は、体を動かす歓びを花の動きで表現し、アレンジメントの中で花々を踊らせました。このように、あらゆる活動を通じて、自分の創造性を発揮すればいいんです。
ダンサーとしての寿命は短いですしね。ダンサーとして磨いたスキルを、新たなステージで活かすことを考えましょう。
──『キンキーブーツ』制作陣が贈る名作恋愛ミュージカル『パリのアメリカ人』主演ロバート・フェアチャイルド×サッシャ【国内初出しインタビュー】より抜粋
一流のプロフェッショナルは、あらゆる角度から自分のスキルや表現力を磨き、応用しているのだと、私はとても感銘を受けました。
その他にも演出家のクリストファー・ウィールドンさんから声がかかったときのお話や、ハードな公演を乗り切るための努力やケア方法など、驚きのストーリー満載です!まだご覧になっていない方はぜひチェックしてみてくださいね♪
映画『巴里のアメリカ人』主演 ジーン・ケリーのエネルギー
ロバートさんと言えばバレエ! 『パリのアメリカ人』と言えばバレエ! ですが、元となった映画『巴里のアメリカ人』(1951)は、タップダンスが有名ですよね。主演は、1950年代ハリウッド黄金期を支え、アメリカミュージカル界の礎を築いた大スタージーン・ケリー。
ジーン・ケリーと言えば、『雨に唄えば』(1952)が有名でご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。ジーン・ケリーはとにかく完璧主義者として有名だったそうで、そのダンスパフォーマンスはアクロバティックで躍動感があり、内にとてつもないエネルギーが感じられます。。
ロバートさんは、インタビューにてダンサーを志したきっかけが、まさにこのジーン・ケリーだったとおっしゃっていました。(詳しくはインタビュー記事にて!)
ロバートさんもジーン・ケリーも、とにかく舞台に立った瞬間の圧倒的華やかさと、ダイナミックで見る人の視線を離さない技術がとにかく素晴らしいと私は思います。作品を見ていると「次はどんなことをしてくれるのだろう?」とワクワクしてならないのです!
また、バレエとタップダンスでダンスの種類こそ異なりますが、お二人のパフォーマンスは自然に物語を展開させる魅力があると私は思います。
ミュージカルと言えば、演技と歌が別々にあるイメージですが、ロバートさんとジーン・ケリーのパフォーマンスを見ると、日常(物語)の中に歌とダンスが在るといった印象があり、だからこそ人々を惹きつけてならない強いエネルギーが感じられます。
ストーリー展開に境目がないから、約2時間のパリ物語は本当にあっという間! そして、2時間という短さで、我々観客がいかにどっぷりパリに滞在していたことか、観賞後にじっくり感じられるに違いないでしょう。
ぜひロバートさんの素晴らしいパフォーマンスを、劇場にてご覧ください♪
ではまた次回お会いしましょう!
パリのアメリカ人
\本日2021年10月15日(金)より全国順次限定公開!/
歴史にのこるアカデミー賞受賞映画、名作恋愛ミュージカルを舞台化!トニー賞に輝く、ブロードウェイ・プロダクションとキャストが贈る、最上級ブリティッシュ・エンタテインメント!
【ストーリー】
主人公ジェリー・マリガン(ロバート・フェアチャイルド)は、アメリカ人の退役軍人。戦争が終結し、多くの希望やチャンスに満ちあふれたパリで、画家を目指している。ジェリーが若く美しいダンサー、リズ(リャーン・コープ)と運命的な出会いを果たすと、終戦後のパリの街並みを背景に、芸術や友情、恋をめぐる官能的かつ現代的なロマンスが展開する。
ⒸAngela Sterling
©2018 Swonderful Rights Limited
©BroadwayHD/松竹
〈英国/2018/ビスタサイズ/139分/5.1ch〉日本語字幕スーパー版